クラス対抗戦
第9話 転校生はセカンド幼馴染 T
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から、切り抜けまいと判断して溜息をつきながらも話す他無かった。
白夜「じゃあこの事は、雇い主の織斑先生には絶対に言わないでください。
俺が味わってる苦痛っていうのは…四股を鎖で拘束されてから身体を一気に引きちぎられるくらいの痛みだ、しかもそれはダダの苦痛じゃない。普通の人間の心が壊れるくらいのもので、身体と精神の両方に与えられるんだ。数日間休む間も無くね」
今言ったのが力を得た代償、そして俺が“織斑 一夏”だった頃の過去に触れる度に受ける苦痛だ。
鈴音「あんた…そんな痛みを受けてるの?過去を振り返る度に?」
白夜「その通りさ」
簪「そんな……幾らなんでも……」
楯無「それが現実なのかしらね。けれど、そんな痛みを受けるなんて…私ならすぐ自殺を図るわね」
マドカ「私も同じ状況に置かれたら、即刻自殺を選ぶな」
白夜「確かにな、俺も始めはそうだった。
けど、俺は死ねなかった。俺に力をくれたあの人を越えるまでは死ぬことは一切許されない、これからも」
箒「そんな…だったら抗えばいいだろ??人間には選ぶ権利がある!男ならそのくらい抗えなきゃなんとするのだ??」
白夜「まさかと思うが、それをやってないと本気で思ってるのか?」
箒「何っ?」
マドカ「兄さん、まさかと思うが__」
白夜「一度ばかり試したさ。けどその際、神からの制裁を受けて生死の境を彷徨ったがな……」
セシリア「そんな……」
簪「そんなの、嫌でも耐えられないよ……」
箒「この世で地獄を味わってる奴が居るなら、正にそれは白夜本人だな……」
楯無「そうね……私は立場的にはある程度は慣れてるけど、それは流石に無理ね……」
『……』
大体予想はついてたが、やっぱくらい空気になったな……事実である事に変わりは無いが、慣れてない者から見ればすぐダウンするだろうな……
マドカ「なんかゴメン…兄さん……」
鈴音「あたしも…謝るわ……今度はあたしのせいであんたがその苦痛を受けることになるだろうし……」
白夜「いいんだ。これが現実、そして俺が力を得てから抱えるようになった闇だ」
みんなには悪いが、これが現実ってヤツだ。理解しろとは言わないが、事実を受け入れることだけでもして欲しいな……
ーーーー
鈴音「ゴメン白夜……あんたとはこれから他人として接するわ……それなら苦痛は少しでも減るでしょ?」
セシリア「わたくしもお手伝い出来ることがあればなんでもいたしますわ……」
箒「私も…以下同様だ……」
簪「私も手伝う。だって白夜は、私のヒーローなんだから……」
マドカ「私もだ、兄さん。血は繋がってるが、それでも状況が状況なら仕方ない……」
楯無「私も生徒
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