暁 〜小説投稿サイト〜
カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:2 葛木メグミ
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ミの言葉にクエストボードを見るタイガ
「やってやる、まずは………」
ふとタイガはエミがいまだにボードを操作していることに気付いた
「あの………もしかしてまだ説明すること」
「えっ!?あ、いや、説明はこれで全部なんだけど、せっかくだからクエスト出しておこうと思って」
エミの言葉に目をぱちぱちさせてボードを見る
少し探してみると確かに彼女が発注したクエストがあった
内容はお店のカード整理を手伝ってほしいというもの
「あのっ、いろいろ説明してもらったお礼に、このクエスト、俺が受けてもいいですか」

エミに案内されて店の倉庫へとやってきたタイガ
「えっ」
口元を引きつらせながら目の前の大量のカードを見た
「これ全部ですか」
「うん、これ全部、よそから回ってきたカードなんだけどお店に出す前に綺麗にしておきたくて、少し自分でやってみて、合間にお店の様子を見に行ったら」
「今に至るってわけですか」
部屋の隅で項垂れるメグミを見て状況を理解するタイガ
とりあえず手を付けようとカードに一歩近づこうとするが
「お母さん、私本城を手伝ってていいかな?多分いろいろ説明要ると思うし」
いつの間にか立ち直ったメグミが隣に立った
「うん、それじゃあこっちはお願いね、私は店にいるから」
そう言って戻っていくエミ
「じゃ、まずはカードナンバーの説明からしようか」
「いいのかよ、お前まで」
「いいも何も、もともとうちの店の事なんだし、大体、誰かが教えないと整理の仕方なんてわからないでしょ」
手近な場所にあったブレザープレジャーズのカードを手に取るメグミ
「ほらココ、英語と数字の混ざったのが書いてあるでしょ」
メグミが指さす場所には確かにBT02/075 Cと書かれていた
「とりあえず基本は数字の方みていけばいいわ、こっちの左が収録されてるパック、で、こっちがカードナンバー、カードごとに割り振ってあるの」
「こっちのCってのはなんだよ」
数字の隣が気になったタイガ
近くにあったスケルトンの見張り番のカードを手に取るがそれもCと書かれていた
「それはレアリティよ、C、つまりコモンから始まってR(レア)、RR(ダブルレア)、RRR(トリプルレア)、SPってなっていくほど貴重なカード、もっと上もあるんだけど………まあこの中だとCかあってRだと思うからその辺は気にしなくていいわ」

しばらくカード整理を続けるタイガとメグミ
すると
「二人とも疲れたでしょ、はいこれ」
エミがスーパーの袋に入った何かを持ってきてくれた
中に入っていたのはパックの口から食べるアイス
「カードが汚れないようこぼれにくいものにしておいたの」
「あ、お金………」
「要らないよ、こっちの仕事を手伝ってもらってるんだもの」
そう言ってエミは戻っていった
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