暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第29話「交流」
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マドカ。名前から分かる通り、秋兄の妹だよ。」

  次に、ラウラとは知り合いだけど、デュノアは知らないため、ユーリちゃんとマドカちゃんが自己紹介をする。

「更識簪...日本代表候補生で、目標はお姉ちゃんを超える事。」

「あら?大きく出たじゃない?」

  次に簪ちゃんが自己紹介。ついでに目標も言った。
  その目標に嬉しそうにする生徒会長。

「そういえば、あの時にもいたな。」

「あれ?既に会ってたの?」

「うん。でも、ちょっと会話に入れなかったから...。」

  ラウラを誘う時にいた事を、ラウラが思い出し、簪がデュノアの言葉に答えるように補足する。
  あー、蚊帳の外にしちゃってたか。

「次は私ね。私は更識楯無。ロシア国家代表で、生徒会長もしているわ。それと、簪ちゃんの姉でもあるわ。...まぁ、さっき言われた通りね。」

「ついでに言えば、簪ちゃんに対してだけコミュ障になるヘタレでもある。」

「ちょっと!?」

  俺が補足を加えると、生徒会長は見事な突っ込みを放ってきた。もちろん避ける。

「事実だろー?」

「うぐっ....。」

「否定しないんですか!?」

  まさか否定しない事にデュノアが驚く。
  ...自覚はあったんだな。

「...ところで、他の皆は既に知り合ってるかもしれないけど、一組の人達については僕もまだ知らないんだけど...。」

「あ、悪い。そうだったな。俺達だけが一方的に知っててもな...。」

  デュノアの一言に俺がそう言う。
  そうだよな。なんで皆気づかなかったんだろうな。

「じゃ、改めて...篠咲桜だ。マドカちゃんと秋十君の兄でもある。ちなみに、女にしか見えない容姿と名前だが、れっきとした男だからな?」

「篠咲秋十だ。さっき桜さんが言った通り、マドカの兄で、桜さんの弟だ。」

  俺と秋十君が自己紹介をする。

「...ちなみに似てない事から大体察せるが、義理の兄弟だからな?」

「あ、そ、そうなんだ。」

  どこか疑問に思っていたデュノアにそう言っておく。

「次は私ですわね。私はイギリス代表候補生セシリア・オルコット。よろしくお願いいたしますわ。」

「こちらこそ。」

  次に淑女らしくセシリアが挨拶をする。
  男に対する偏見がなくなったからか、貴族らしい雰囲気が出せるようになってるな。

「...シャルルにはもう自己紹介してるが...織斑一夏だ。」

「っ!」

  織斑の自己紹介に、突然立ち上がるラウラ。

「...そうか...貴様が...。」

「ラウラ?なにを....。」

     ―――パァアン!!

  秋十君が聞こうとした瞬間、
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