第2章:異分子の排除
第29話「交流」
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にも桜さんや四組の皆もいる。後、同じようにアリーナを使ってる人もいるな。
「IS学園がどういう場所か実際に見て回りたくてな。ついでにアリーナを使わせてもらおうと思ってここまで来た訳だ。」
「なるほど。」
...と言っても、軍人のラウラには生温いとしか思えないけどなぁ...。
「ラウラさん、お久しぶりです。」
「む、ユーリか。やはりこの学園にいたか。」
「はい。私は四組ですけど。」
ユーリも久しぶりに会ったラウラに挨拶をする。
「ユーリちゃん、四組代表なの言い忘れてるよ。」
「あっ、そ、そうでした...。」
「ほう...代表か...。」
「お、お恥ずかしながら...。」
顔を赤くしながらユーリはそう言う。...まだ恥ずかしいのか。
「....ねね、秋兄、彼女は...。」
「あ、マドカは知らないんだっけな。」
そういえばマドカはドイツの時、同行していなかったのを思い出す。
「ん?お前は....。」
「紹介するよ。こいつは俺の妹のマドカ。で、以前ドイツに行った時に、知り合ったラウラだ。」
「あー、あの時の。」
あの時は会社でやる事があったからマドカは来れなかったからな。
「ふむ...ほう...。」
「...へぇ...。」
対峙するように向き合い、二人はそんな声を漏らす。
...なんだ?一体、なんのやり取りを...。
「...なかなかやるな。」
「そっちこそ。さすが軍人だね。」
そう言って二人は握手した。
「...なんですか?今のやり取りは...。」
「いやぁ、秋兄の事を“兄様”って呼んでたから、どんな人物かなって...。」
「眼をよく見ればどういう人物かはよく分かる。」
早速意気投合しているみたいで、ユーリの質問にそう答える。
...なるほど、さっきので互いの事を理解したんだな。...なんだそりゃ。
「まぁ、それを抜きにしてもマドカは強い。どういう経験を積んだかは知らんが、兄様とはまた違う強さを持っているな。」
「何気に私だとマドカさんに勝てたことないほどですから...。」
マドカは亡国機業にいたからな。
一応、両親が鍛えておいたから大丈夫だったらしいけど、結構修羅場もあったらしい。
「...っと、そうだ。ラウラ、よかった明日の昼、皆で昼食を食べないか?」
「...?別にいいが...食堂でか?」
「いや、弁当だ。」
どうやら一緒に食べる事には乗り気らしい。
「ふむ...弁当とやらを作った事がないのだが...。」
「それなら俺達でラウラの分も作っておくさ。」
「そうなのか?...
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ