機動戦艦ナデシコ
1377話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
々とファンタジー系の施設がある。
博物館と牧場というのは、まさにファンタジーの象徴と言ってもいい。
特にワイバーンの試乗というのは最たるものだろう。
「うーん、それもいいんだけど。エルフの森はどう?」
「……そっちがあったな」
エルフ、ハイエルフ、ダークエルフの3種族が暮らしているエルフの森。
ただまぁ、シャドウミラーの中には以前よりエルフの数は少なくなっている。
精霊の卵という傭兵団と活動している者もいるし、レモンが言っていた技術班の見習いとして活動している者もいる。
そういう風にそれぞれ活動した始めた結果、エルフの森にいるエルフは以前と比べると圧倒的に少なくなっているのは事実だ。
まぁ、生活の基盤……というか、純粋な家が森にあるのは確かだから、夜になれば訓練が終わってきた面々が帰ってきたりはするんだろうが。
今はどうしようもない以上、森に行っても仕方がない。
寧ろそこにある公園になら、他の人が遊びに来ていたりするかもしれないが……
「まさか、この面子が公園で遊ぶって訳にもいかないだろ?」
そう告げる。
地球側にしろ木連側にしろ、全員がいい大人だ。
一番若いのは……木連の高杉じゃないか?
その高杉でさえ、10代後半から20代半ばといった年齢だ。
そう考えると、とてもではないが公園で遊ぶなんて真似は出来ない。
いや、ここはホワイトスターだから問題はないが、場所によっては怪しい集団に見られて通報される可能性だってすらある。
……一国どころか、三国のトップに近い位置にいる者達が、纏めて怪しい人物として警察に職務質問される。
その辺を考えると、妙に面白いような感じがした。
だからって、そんな風になってみたいとは思わないけどな。
職務質問とか、色々と面倒そうだし。
「そう? 公園にはエルフの子供達もいるんだから、そういう人達と遊んでみるのも面白いと思うんだけど」
「却下だな。……いや、もしかしたらそっちにも興味はあるかもしれないが」
エルフという時点で興味を持ってもおかしくはない。
そこに子供という要素が加われば……ミスマル辺りは興味を持つ可能性もある。
まぁ、ロリコン的な意味じゃなくて、純粋に父性愛的な感じだろうが。
「うーん、じゃあやっぱり無難に牧場?」
「そうだな、どうするかは本人達に聞いてみるか」
出来ればいきなり見知らぬ場所へと連れて行って驚く様子も見たいのだが、その連れて行った場所が面白くなかったりすれば本末転倒だしな。
それに、多少は地球と木連の関係修復の切っ掛けにでもなれば万々歳ってところか。
神楽坂もその言葉に頷き、そういう事になった。
「ちょっといいか」
その言葉に、地球、木連両方の視線が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ