番外 リオINフロニャルド編 その5
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こにこの後水を引いて、落下系のアトラクションになるようだ。
「あとは専門の人達がやってくれるから、皆本当に頑張ったね。周も随分出来るようになったと思うよ。明日からは次のステップかな?」
フェイトお姉ちゃんのその言葉でヴィヴィオ達の周の修行はとりあえずの合格点をいただいた。
次の日からは場所を『神々の箱庭』に移しての修行だった。
「さて、今日はまず、少し講義からはじめるね。
念戦闘における勝敗を分けるのはオーラを操る習熟度があるわけだけど、それを時としてひっくり返す物があるの。なんだか分かる?」
今日のコーチは昨日に引き続いてフェイトお姉ちゃんです。
「『発』…つまり、必殺技ですか?」
「正解」
と、アインハルトさんの答えによく出来ましたとフェイトお姉ちゃん。
「忍術も一種の『発』なんだけど、この場合の『発』とは完全に一人一種の能力の事なの」
ヴィヴィオ達は訳が分からないと疑問顔だ。
「忍術は先人が作曲して譜面通りに歌う演奏なのに対して、念能力の『発』は自分で作曲して歌う鼻歌みたいな物かな。決まった形がある訳じゃ無いし、自分に合っているものならば他の人が予想もつかない能力だって行使できるんだ」
「フェイトさんの念能力ってどんなの何ですか?」
と、ヴィヴィオが問いかけた。
「うーん…あんまり自分の念能力を他人に言ったりはしないんだけど…ヴィヴィオ達ならば別にいいかな」
そう言ってフェイトお姉ちゃんは『発』を行使した。
突き出した右手に青い玉、左手に赤い玉が浮かんでいる。
「それは…?」
「私は変化系だから、オーラを何かに変化させる事が得意な系統なのは知っているね?」
コクリと全員頷いた。
それを確認するとフェイトお姉ちゃんは右手の青い玉をあたしに向かって投げつけた。
「え?」
投げつけられたその青い玉はベチャと音が聞こえるような感じであたしにペイントボールのような感じで付着した。
「は…離れない…」
はがそうとしても容易にははがれそうに無かった。
「私の能力は万有引力。オーラを磁石のような引き合う性質の物に変える力だよ」
そう言ったフェイトおねえちゃんは今度は左手の赤い玉をあたしに向かって突き出した。
「え?きゃあ!?」
いきなり何かに引っ張られるかのように引きずられるあたし。
「あ、なに?」
「リオ?」
突然引かれる様に滑り出したあたしに皆驚いているようだ。
一瞬後、あたしはフェイトお姉ちゃんの突き出した左手にある赤い玉に吸い付いていた。
踏ん張って離脱を試みるも離れる気配が無い。
「違う色同士は引き合い、同じ色同士は…」
今度は
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