第67話(3章終了)
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〜夜・ミシェラム〜
「はあはあ………」
「手こずらせてくれたね………」
戦闘を終えたロイドは息を切らせ、ワジは溜息を吐き
「わ、若頭………!?」
「………だ、大丈夫ですか!?」
戦闘不能になり、地面に膝をついているマフィア達は驚きの表情でガルシアを見つめた。するとその時
「ククク………ハハハハハ………味見だけのつもりだったが楽しませてくれるじゃねえか………ぺっ!」
ガルシアは凶悪な笑みを浮かべた後口に溜まった血を吐き、そして立ち上がり、ガルシアに続くように戦闘不能になっていたマフィア達も次々と立ち上がった!
「わっ……生き返っちゃった。」
「何!?」
「ば、馬鹿な………!?」
「あのヴァルドよりも遥かにタフみたいだね………」
ガルシア達の様子を見たキーアとラグタスは驚き、ロイドとワジは信じられない表情をし
「チッ………化物が。」
ランディは舌打ちをして、ガルシアを睨んだ。
「クク、何を抜かしてやがる。―――ランドルフ・オルランド。テメェだって同じだろうが?」
するとその時、ガルシアは凶悪な笑みを浮かべてランディを見つめ
「ッ………!」
ガルシアに見つめられたランディは顔色を変えた。
「ランディ………?」
ランディの様子に気付いたロイドはランディを見つめたその時
「クク、やっぱりそうだったか。大陸西最強の猟兵団の一つ”赤い星座”…………その団長の息子にして、ガキの頃から大部隊を率いて敵を殺しまくった赤き死神……――――”闘神の息子”ランドルフ・オルランド………!」
「…………………………」
ガルシアはランディの真の名と異名を叫び、それを聞いたランディは目を細めてガルシアを睨んでいた。
「”闘神の息子”………」
「”赤い星座”………有名な猟兵団ですね………」
「……そうだったの……」
「……元猟兵の方だったんですか………」
「ほう……まさかあの”闘神”の縁の者だったとはな………なるほど。他のメンバーと違って、一際強いのも納得がいくな。」
「あっはははっ!やっぱりあたいが睨んだ通り、あんた相当の修羅場をくぐってきているじゃないか、ランディ!」
一方ロイドは驚き、ティオは信じられない表情で呟き、エリィは溜息を吐き、エリナは静かな表情でランディを見つめ、銀は興味深そうな様子でランディを見つめ、エルンストは大声で笑っていた。
「―――ハハ。バレちまったら仕方ねぇか。ま、そのオッサンの話はだいたい間違っちゃいねぇぜ。”闘神の息子”って呼び名はヘドが出るほど気に喰わねぇがな。」
一方ランディは凶悪な笑みを浮かべながら答えた。
「クク、どうやら訳アリでクロスベルに流
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