第67話(3章終了)
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は不思議そうな表情をした後答えた。
「………そう………………どうやら私はヴァイスハイトとリセルの話にあった異世界どころか、彼らが”影の国”という場所を共に冒険した仲間達の時代―――未来に飛んで来たようね………」
「へっ!?」
「ど、どういう事ですか!?」
エルファティシアの言葉を聞いたロイドは驚き、エリィは信じられない表情をして尋ね
「えっ!?ヴァイスさんとリセルさんを知っているという事はまさか貴女は………!」
ティオは驚きの表情でエルファティシアを見つめ
「………ええ。私は過去の時代の者。……それも本来なら私は既に死んだはずなのよ。」
見つめられたエルファティシアは静かに頷いて答えた。
「えええええええっ!?」
「………どういう事なのですか?」
エルファティシアの答えを聞いたロイドは驚き、セティは真剣な表情で尋ねた。そしてエルファティシアは自分がメルキア帝国のセンタクス領内にある森――――”エレン・ダ・メイル”のかつての王である事を明かし、メルキア帝国軍の元帥の一人―――ヴァイスハイトとその仲間達と共に”神”の力を使って世界を掌握しようとした人物と戦って勝利し、そしてその人物に利用され、消滅しようとしていた親友をエルフとして転生させる為に生贄として自らを犠牲にした事を説明した。
「………………………」
「エ、エルフ族の王の方だったんですか………」
「………かつてのメルキアにそのような戦いがあったなんて………」
エルファティシアの事情を聞いたロイドは口をパクパクし、セティは驚きの表情でエルファティシアを見つめ、エリナは真剣な表情で考え込み
「………まさかヴァイスさんとリセルさんがあの後そんな凄い戦いを潜り抜けたなんて……………」
ティオは信じられない表情で呟いた。
「わぁ〜!エルファティシア、おうさまだったんだ〜♪」
一方キーアははしゃぎながらエルファティシアを見つめ
「そうだぞ〜、偉いんだぞー♪………ま、今は王の座はメイメイに譲ってただのルーンエルフになっているから気楽に接してくれていいわよ♪第一、肩っ苦しい態度で接されても全然嬉しくないし、肩が凝っちゃうしね〜。」
「な、なんというか………普通のルーンエルフ族の方には見えないですね………」
キーアの言葉に乗った後、ロイド達に笑顔を見せて言ったエルファティシアの様子を見たセティは苦笑しながらエルファティシアを見つめ
「フフ、同族の人達からも”変わり者”って言われているわ♪」
「わあ……!セラ母さんみたいな人だね♪」
「フフ、言われてみれば確かにそうかもしれませんね………」
見つめられたエルファティシアは微笑み、エルファティシアの言葉を聞いたシャ
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