第67話(3章終了)
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「ま、お互いカードはある程度見えてるってことか。―――そんじゃ、ホテルのラウンジあたりで話すとするか。クロスベルでの諜報戦に関する今後の取り決め………不戦条約と導力ネットを視野に入れた新時代のルール作りってやつをな。」
「ええ、始めましょう。―――破壊工作とテロリズムで状況を動かす時代は終わったわ。かつてのような”不幸な事故”をクロスベルで起こさない為にも………私達は仮初とはいえ、新たな秩序を構築する必要がある。」
その後レクターとキリカはホテルに向かった。
〜エルム湖〜
「………なるほどな。ま、俺の忠告を完璧に無視した挙句、ルバーチェと全面戦争しやがったことはいったん置いておくとして………」
ロイド達から事情を聞いたセルゲイは目を細めて呟いた。
「す、すみません………」
「問題はその子と女性だな。事と次第によってはとんでもない事になるかもしれん。」
「だな………オークションで人形と女神像の代わりに出品される所だった子供と女性………」
「ま、よくない想像ばかり働いてしまいそうだね。」
「…………………………」
セルゲイの言葉に頷いたランディはワジと共にキーアとエルファティシアを見つめ、ティオは考え込み
「………まさかマフィアもそこまで愚かなことをしないとは思うけど………」
「”人身売買”………それも異種族を巻き込むなんて……」
「……一体どこでルーンエルフの方を捕えたのでしょう?ルーンエルフ族は総じて、滅多に森の外には出ないですし、ましてや森を出て異世界にまで来るなんて方、ほとんどいないと思いますし………」
エリィは溜息を吐き、エリナは怒りの表情で呟き、セティは考え込んでいた。
「ん〜?キーア、とんでもないことになっちゃうのー?」
一方ロイド達に見つめられたキーアは無邪気な笑顔で尋ねた。
「大丈夫………そんな事にはさせないから。それより、キーア。名前以外について何か思い出せた事はあるかい?」
「ん〜………えへへ。ぜんぜん思い出せないや。」
「そっか………」
「困ったわね………」
キーアの答えを聞いたロイドとエリィは溜息を吐いた。
「そういえば………エルファティシアさんだっけ?エルファティシアさんはどこの国にある森の人なの〜?エルフだからあたし達と同じ、ディル=リフィーナの人だよね??」
一方ある事に気付いたシャマーラはエルファティシアを見つめて尋ね
「………ええ。その前に………水色の髪の貴女、名前は?」
尋ねられたエルファティシアは頷いた後、ティオに視線を向けて尋ねた。
「わたしですか?ティオ・プラトーですが………」
エルファティシアに尋ねられたティオ
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