第67話(3章終了)
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の場から消えた。
「悪いな、オッサン………今回は付き合えなさそうだ。それより………アンタら知ってたのか………?”人間の子供”と”異種族の女性”を競売会に出品しようとしてたのを……」
銀達が消えた後、ランディは地面に倒れているガルシアを見下ろして尋ね
「なにィ………!?」
尋ねられたガルシアは目を見開いた。
「………この子は、出品物の部屋にあった革張りのトランクに閉じ込められ、そちらのエルフの女性は出品物のシーツの中に隠されていた。それが何を意味するのかあんたにはわかっているのか………?」
「ふえ〜?」
「……………………」
ロイドの質問を聞いたキーアは首を傾げ、エルファティシアは真剣な表情で考え込み
「な、なにをフカシこいてやがる!あのトランクにはローゼンベルクの人形が入っているし、あのシーツの中には目玉品の一つの女神像が………!」
ガルシアは信じられない表情で叫んだ。
「まあ、でも事実だからねぇ。事と次第によってはタダじゃ済まないんじゃない?」
ガルシアの叫びを聞いたワジは静かな笑みを浮かべてガルシアを見つめて言った。
「やれやれ………妙な事になってるみたいだな。―――ルバーチェの。改めて話は付けさせてもらう。そっちはそっちで状況を整理しておくんだな。」
「グッ………」
そして溜息を吐いた後、目を細めたセルゲイの話を聞いたガルシアは悔しそうな表情をした。
「特務支援課、撤収!とっとと契約している異種族達を自分達の身体に戻して全員乗りやがれ!」
「はいっ!それぞれと契約している者達はそれぞれの主の元に戻ってくれ!」
セルゲイの指示に頷いたロイドはルファディエル達に指示をし、指示をされたルファディエル達はそれぞれの主の身体や召喚石に戻り、ロイドはキーアを抱き上げてボートに跳んで乗り込み、エリィ達やエルファティシアも次々と跳んで乗り込み、最後にツァイトが素早い動きで乗り込み、ロイド達を乗せたボートは発進して去って行った!
「ああっ………!」
「くっ………他にボートはないのか!?」
「若頭、大丈夫ですか!?」
「おい、こっちの奴等の手当てを手伝え!酷い傷だぞ!」
「なっ!?腕や脚が………!クソッ、なんだあの3人は!あの女達は鬼か悪魔の化身か!?」
去って行ったボートを見たマフィア達は慌て、さらに周囲に重傷を負って倒れているガルシアやマフィア達を見て慌てたり、悔しそうな表情をしていた。
「ぐうううううう〜ッ………うおおおおおおおおおおおっ!!」
マフィア達が慌てている中、ガルシアは仰向けに倒れた状態で夜空を睨んで悔しそうな表情で大声で叫んだ!
〜ハルトマン議長邸〜
一方その頃、オークショ
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