第65話
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ね。」
去っていく水上バスを見たキーアは呟き、ティオは戸惑い、ティオの疑問にエリィが答え、ワジは真剣な表情で呟いた。すると
「いたぞ………!」
「追い詰めろ……!」
マフィア達の声が聞こえて来た!
「くっ………」
「逃げるだけ逃げるぞ!ボートかなんか波止場に泊まってるかもしれねえ!」
「ああ………!」
そしてランディの提案に頷いたロイドは仲間達と共に波止場に向かったが、船らしき物は何もなかった。
「チッ………何もねえのかよ!」
「くっ………このままじゃ……!」
何もない湖面を見たランディは舌打ちをし、ロイドは考え込んだ。するとその時銃を持ったマフィア達が攻撃を仕掛け、エリィやティオ、セティが牽制攻撃を行いながら後退し、ランディ、ワジ、シャマーラがしんがりを務めてマフィアや軍用犬達の攻撃を受け止め、エリィ、ティオ、セティ、エルファティシアが3人の後方から援護をしながら、徐々に後退して行き、ついにロイド達は行き止まりまで追い詰められた!
「囲まれちゃった………」
「……ここまでか……」
キーアが呟き、ロイドが悔しそうな表情で呟いたその時
「やれやれ………テメェらだったとはな。」
ガルシアが大勢のマフィアや軍用犬達を連れてロイド達に近づいてきた。
「ガルシア・ロッシ……」
近付いて来るガルシアをロイドは睨み
「支援課のガキども………ずいぶん久しぶりじゃねえか。クク、道理で見た事のあるガキどもだと思ったわけだ。まさか招待カードを手に入れて競売会に潜入するとはなァ。」
睨まれたガルシアは不敵な笑みを浮かべて言った。
「………別に警察の人間が参加しちゃいけないという決まりは無かったみたいですけどね。」
「ああ、別に構わないぜ?来る者は拒まず………お得意様だったら大歓迎だ。しかしまあ、正直侮ってたぜ。まさか”黒月”と結託してここまでの騒ぎを起こすとはなァ。」
「へいゆえ?」
「な、なんでそうなる!?」
「………”銀”と私達は何の関わりもありません。気絶した部下の方達に聞いてみたらどうですか?」
「むしろ侵入していた彼を追い払ったようなものだしね。」
ガルシアの話を聞いたキーアは首を傾げ、ロイドは戸惑い、エリィとワジはそれぞれ自分達ではない事を言った。
「んー、そうなのか?………ま、そんなのは今更どうでもいいんだよ。問題はテメェらが俺達の面子を潰したこと……その落とし前だけはキッチリと付けさせてもらわねえとなあ……?」
「………投降すると言っても聞いてくれなさそうですね……」
「クク、せっかくの狩りに獲物の悲鳴を聞かないってのも締まらねぇ話だろ………?安心しろ………命までは取るつもりはねえ。腕の一
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