第63話
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ジが調べている中ロイドは何かを入れた大きなトランクを見つけ、鞄にかかっている鍵を捜査官用のツールボックスからピッキング用のツールを取り出して鍵を開け、トランクを開いた。
「………………え。」
トランクを開けたロイドは呆け
「………ぁ…………」
トランクの中に入っている少女の姿をした人形を見つめて驚いた。
(もしかして………これがローゼンベルク工房の?ま、まるで本当に生きているみたいだけど………で、でもこれは………)
人形を見つめてロイドが驚いてると
「………ん………」
なんと人形が動き出し
「………………………おにいちゃん、だれ?」
目を開けて起き上がり、ロイドを見つめて首を傾げた。
「なああっ!」
(まさか………人間!?)
そして人形に見つめられたロイドは大声を出し、ルファディエルも驚いた!
「あら?シーツで何か隠しているようだけど……一体何なのかしら?」
ロイドがトランクを開ける少し前、エリィはシーツで何かを隠している部分が気になり、シーツを取った。すると
「…………………………」
まるで本物の人のような姿をしたエルフらしき容姿を持ち、赤いミニスカートと白を基調としたどこか高級感のある服を身に着け、さらに頭に緑の薔薇を付けた帽子をかぶった人形が倒れていた。
「………え……………に、人形………?」
それを見たエリィが戸惑っていたその時!
「………ア……ル……幸せに………生きて…………ヴァイスハイト………ありが……とう………貴方の……気持ちは………とても……嬉し……………かった………いつか………出会えた時に……………貴方と…………一緒に………生きたいわ………………………ん………………」
なんと人形が寝言を呟いた後目を覚まし、起き上がった!
「え………………」
起き上がった人形を見たエリィは呆け
「!?これはどういう事…………!私は死んだはずなのに………それに貴女……誰?それにここは一体どこなのかしら?」
人形は立ち上がって、自分の身体を見て戸惑った後、エリィに気付き、周囲を見回しながらエリィを見て尋ねた。
「!!!ま、まさか貴女………人間!?」
人形―――エルフらしき女性に見つめられて尋ねられたエリィは目を見開いた後、身体を震わせながら女性を尋ね
「いいえ、私はルーンエルフ。我が名はエルファティシア・ノウゲート。かつてエレン・ダ・メイルを治めていた者。人の子よ……貴女の名前は?」
「エ、エリィ・マクダエルです………そ、それよりどうしてこんな所にいるんですかっ!?」
女性―――エルファティシアに尋ねられたエリィは名乗った後、血相を変えてエルファティシアを見つめて言った。する
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