第60話
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「あら、どうしたのかしら、お兄さん達。」
「………ちょっとだけ話を聞きたくてね。メンフィル帝国の将を2人も連れて”競売会”に何しに行くんだい?」
「うふふ………クロスベルに来て色々と調べた時にたまたま興味がでてきてね。で、どうせならお姉様達と一緒に見に行こうと思って行くのよ♪」
真剣な表情のロイドに尋ねられたレンは不敵な笑みを浮かべて答えた。
「”お姉様”……?」
「―――エヴリーヌさんとセオビットさんの事です。レンさんはそちらの2人とプリネ姫の事を”お姉様”と呼んでいるんです。それよりレンさん。何のために2人と一緒に”競売会”に行くのですか?」
レンの言葉に首を傾げているロイドに説明をしたティオは真剣な表情で尋ねると
「ただの純粋な好奇心よ?………警察が決して手を出すことができなかったあの競売会にお兄さん達が”何をする”のか。お兄さん達なら、何か面白い事を仕出かしてくれると思うしね♪もし、その時がくれば一緒に混ぜてもらおうと思ってエヴリーヌお姉様と大使館にいたセオビットお姉様を呼んでわざわざこちらに来てもらったのよ?感謝してね♪」
「せっかく、エヴリーヌ達が来たんだから、面白い事をちゃんと起こしてよね?キャハッ♪」
「ふふっ………面白い戦を期待しているわよ♪」
レンは小悪魔な笑みを浮かべて凶悪な笑みを浮かべているエヴりーヌやセオビットと共にロイド達を見つめた。
「なっ………!?」
「要するにわたし達がルバーチェと揉め事を起こすと思って、それに参加する為に来たんですか……」
「とんでもない嬢ちゃん達だな……まさに2つ名通り、”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”ってか。」
レン達の話を聞いたエリィは驚き、ティオはジト目でレン達を見つめ、ランディは溜息を吐いた後目を細めてレン達を見つめた。
「………俺達はルバーチェと戦う為に行くんじゃない。どんなパーティーなのか見に行くだけだ。それにまだ、”競売会”に潜入するかどうかはわからない。」
ロイドは真剣な表情でレン達を睨んで言った。
「クスクス。どうなるかは着いてからのお楽しみね♪お兄さん達には昨日の件もあるし、ピンチになったら助けてあげるから、一杯”面白い事”を起こしてね♪」
そして口元に笑みを浮かべたレンが言ったその時、水上バスは保養地―――”ミシェラム”に到着した。その後レン達と別れたロイド達は会場の様子を見に行く為に、”ハルトマン議長邸”に向かった。
〜ミシェラム・ハルトマン議長邸〜
「あれがハルトマン議長邸………すごいな……屋敷というより城みたいだ。」
「ユイドラの領主の館より大きい気がするんだけど……」
「貴女の気のせいではありませんよ、シャマーラ。」
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