第60話
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♪」
2人に見つめられたセオビットとエヴリーヌは口元に笑みを浮かべて言った。
「それで皆さんは何の用でミシェラムに行くのですか?」
「うふふ……そんなの勿論、”競売会”に決まっているじゃない♪」
そしてセティに尋ねられたレンは懐から金の薔薇のカードを取り出して不敵な笑みを浮かべて言った。
「なっ!?」
「ええっ!?」
「というかまだ持っていたのかよ……」
「一体どこでそんなに手に入れたんですか……」
レンの話を聞いたロイドとエリィは驚き、ランディはレンが持つカードを見て溜息を吐き、ティオは呆れた表情でカードを見つめて突込み
「ヒ・ミ・ツよ♪それじゃあ、レン達はお先に♪」
ティオの突込みに小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンはエヴリーヌとセオビットと一緒に水上バスに乗船した。
「………まさかカーリアンさんの他にメンフィル帝国の将が2人もクロスベルに来ているなんて…………」
「……しかもよりにもよってあの2人が来るなんて……クロスベルに血の雨が降らなければいいけど……」
レン達が去った後ロイドは真剣な表情で考え込み、エリィは表情を青褪めさせながら考え込んでいた。
「血の雨って……そんなに物騒なのか?あの2人。」
一方エリィの言葉が気になったランディは尋ね
「ああ………”魔弓将”と”紅の殲滅姫(クリムゾン・ルインプリンセス)”がメンフィル軍の将の中でも最も好戦的で残虐的な性格だと言われているんだ。何でも話によればあの2人は戦闘時、殺す事を楽しんでいるらしい。」
ランディの疑問にロイドは真剣な表情で答えた。
「あんな可愛い顔をしてか……?とても信じられねぇな……」
ロイドの答えを聞いたランディは不思議そうな表情で答えかけたその時
「――事実ですよ。”影の国”であの人達がレンさんと一緒に戦っている所を見ましたけど、3人共殺し方が残虐で、滅した悪魔達の数を遊び感覚で競ったりしていましたから。」
「………そういえば……ユイドラで共に戦った時、エヴリーヌさん達、敵である魔族達を笑いながら殺していましたね……」
ティオが静かな表情で答え、ある事を思い出したセティが重々しい様子を纏わせて答えた。
「マジか……………そりゃ確かにヤベェな………」
「一体クロスベルに何をしに来たんだろう……?」
ティオの話を聞いたランディは目を細め、ロイドは真剣な表情で考え込んでいた。するとそん時水上バスの汽笛が鳴り、汽笛を聞いたロイド達は水上バスに乗り込み、そして水上バスは出航した。その後水上バスがミシェラムに向かっている最中キリカやエレボニア貴族と自己紹介をしたレクターと話をしたロイド達は3人で仲良く会話をしているレン達に近づいた。
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