第60話
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オレ様は甲板席の最前列をゲットさせてもらおう。そんじゃ、お先になー♪」
そしてレクターは水上バスに乗船した。
「何だかランディをさにチャランポランにしたような人だったわね……」
「確かにそれは言えてるね〜。」
「どういう意味だっつーの。俺はあそこまで遊び人って感じじゃねえだろ?」
レクターが去った後溜息を吐いて呟いたエリィと、エリィに同意したシャマーラにランディは突っ込み
「……十分、遊び人風かと思いますけど。」
「ティオさんの言う通りですね。隙あらばカジノに行こうとする人ですし……」
ティオとエリナは呆れた表情でランディを見つて言った。
「まあ、同じ遊び人でもぜんぜん違うタイプかもな。ランディみたいに夜遊びとナンパが趣味っていうより妙にフリーダムな感じと言うか。」
「おお、わかってんじゃねーか。俺と同じくらいの歳みてぇだが一人で何しに来てんだろうな。」
そしてロイドの言葉にランディが頷いたその時
「あら―――奇遇ね。」
女性の声が聞こえた後、黒髪の女性がロイド達に近づいてきた。
「あなたは………」
「おおっ……!?キリカさんじゃないッスか!」
女性―――『偽ブランド業者の摘発』の支援要請の際、逃亡した犯人の逮捕を手伝った東方から来た女性、キリカを見たロイドとランディは驚いた。
「フフ、一昨日はどうも。ここにいるという事はあなた達もミシェラムへ?」
「ええ……キリカさんもですか?」
「仕事半分、観光半分ね。それより……今の派手な格好をした子は?あなた達のお友達かしら?」
「いえ……先程知り合ったばかりです。何でもエレボニアの帝都から観光に来たみたいですけど。」
「帝都から……ふふ、成る程ね。」
「???」
「ひょっとしてお知り合いですか?」
一人納得しているキリカを見たロイドは首を傾げ、ティオは尋ねた。
「いえ、ユニークそうなオーラをまとっていたから職業柄気になっただけよ。それではお先に……あなた達も早く乗りなさい。」
ティオの疑問に答えたキリカは水上バスに乗船した。
「いや〜………相変わらずクールで素敵だぜ。」
「仕事半分って言ってたけど……やっぱりテーマパークが目当てかな?」
「芸能関係の仕事ならその可能性が高そうね……」
水上バスに乗船したキリカを見送ったランディは嬉しそうな表情をし、ロイドの疑問にエリィが頷いたその時
「うふふ……どうやらちゃんと有効に活用しているみたいね♪」
レンが銀髪のツインテールの少女と真紅のドレスを身に着け、腰までなびかせる金髪の女性と共にロイド達に近づいてきた。
「レン……!」
「レ、レンちゃん……!」
自分
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