第五十六話 最終編第二話!巨人は永遠に最下位でいろ!!その十九
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「味は普通にしても」
「メニューは鬼みたいに質素だぜ」
「この質素さかえって凄いぜ」
「食い放題でもな」
「そう言いながらどんどん食べてるわね」
瞬は二人が三杯目のおかわりをするのを見て言った。
「それも山盛りで」
「だから味はいいからな」
「普通に食ってるんだよ」
「作者が食った天下茶屋の某蕎麦屋の鴨そばよりずっと美味いぜ」
「店も場所も内緒だぜ」
美味い店なら宣伝出来るのであるが。
「出された瞬間に麺のびてたんだよ」
「しかも葱だけじゃなくて玉葱まで入ってたぜ」
「そこは違うだろ」
「葱だけだろ」
「しかも汁も麺の味自体もあれだったぜ」
「異様に噛み合ってなかったぜ」
そのそれぞれの風味がだ。
「丼は普通の味だったけれどな」
「いや、そばはまずかったぜ」
「本気で言うが冷凍うどんの方がずっと美味いぞ」
「冷凍うどん馬鹿にするなよ」
こちらは普通に美味いがだ。
「最悪のまずさだったぜ」
「それで大阪で何十年も店やってんだぞ」
「何で潰れねえ」
「作者の馴染みの中華料理屋さん閉店したぞ」
何でも店長さんが味覚障害になってしまったらしい、悲しいことに。
「作者もう長い間天下茶屋行ってねえが」
「こんな悲しい話はねえ」
「あのお店は潰れて蕎麦屋はまずかった」
「二重に悲しいぜ」
「というかそんなにまずいお蕎麦なら」
瞬は何気に頑張って牛乳を飲みながら言った。
「吉野家の方がいいでしょ」
「作者も食った直後後悔したぜ」
「吉野家の方がよかったってな」
「それが失敗したんだよ」
「試しに入っちまったんだよ」
そして後悔することになったのだ。
「けれどここの飯美味いからな」
「どんどんおかわり出来るぜ」
「腹一杯食って精一杯戦う」
「そうするぜ」
「腹が減ってはでごわす」
西郷も言う。
「二人共どんどん食するでごわす」
「ああ、それじゃあな」
「そうしてやるぜ」
「次回は敵の本拠地に総攻撃でごわす」
その予定だというのだ。
「おはん達も行くでごわすな」
「ああ、敵遺しておいてくれよ」
「俺達のボーナスだからな」
「戦ってちゃんと貰うもの貰わないとな」
「それだけ損だぜ」
「そうでごわすか、おそらくでごわす」
西郷はここでも金金金の二人にさらに言った。
「今度の戦いはでごわす」
「ああ、敵の本拠地を陥落させてもな」
「まだあるよな」
「敵の本拠地まだあるしな」
「G16星雲は健在だしな」
「そこでも戦うことになるでごわす」
「だろうな、やっぱり」
「作者完全に終わらせないと嫌な主義だしな」
余韻が残る、根本的な解決が為されていないとどうにももどかしくて仕方がない。ジャンボーグエースもそこが引っかかる結末だと思う。
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