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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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カラオケルームにて


ヒカリ:「ふぅ〜、、喉、疲れちゃった。」



サトシ:「歌いすぎだぜヒカリっ」(張り込み中)




ヒカリ:「交代しよっか?
次、あたしの番でしょ?」



サトシ:「さっき交代したばっかりだから
大丈夫だよっ。ヒロシが戻ってくるまでは
俺が張り込みするっ。」



ヒカリ:「そう?わかったわ!」




サトシ:「、、、そうだ!」



ヒカリ:「?」



スッ(モンスターボール)


サトシはモンスターボールを取り出した。



サトシ:「出てこいカラカラっ!」



ポーンッ



カラカラ:「カラッ」



ヒカリ:「カラカラを出してどうするの?」



サトシ:「時間があるこんな時こそ、
カラカラとコミュニケーションとらないと!」



ヒカリ:「そっか!そうよね!よぉし、、
ナゾノクサ!出ておいでっ!」



ポーンッ




ナゾノクサ:「ナゾッ?」




サトシ:「カラカラ、ナゾノクサ、
外の景色見てみろよっ、建物しかないけど、
それなりにいい眺めだろ?」



ナゾノクサ:「ナゾッ」


ピョンッ


ナゾノクサはソファーに飛び乗り、
窓の外を眺めた。



ナゾノクサ:「ナッゾ〜♪」



ヒカリ:「ナゾノクサ、ご機嫌ね♪」




サトシ:「カラカラ、お前もソファーに
飛び乗れよっ!」




カラカラ:「カラ、、、」プイッ




サトシ:「カラカラ、、、」



ヒカリ:「カラカラ、どうしたの?」



サトシ:「さっき研究所で会った時から
こうなんだよ」



ヒカリ:「んー?」(覗き込み)


カラカラ:「、、、」プイッ



ヒカリ:「あら、、」




カラカラはサトシやヒカリと
顔を合わせようとせず、
特に動こうともせずただボーッと立っていた。




サトシ:「なぁカラカラッ、どうしたんだ?」



カラカラ:「、、、」プイッ




サトシ:「、、、俺、サトシって言うんだ!
カラカラ!俺と友達になろうぜ!
、、、そういえば、お昼まだだったな!
ほら、オレンのみだぞっ!」



カラカラ:「カラッ」

ピョンッ


パシューン



サトシ:「あれっ」



カラカラはモンスターボールの中に
自ら戻ってしまった。





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