第53話
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……みだりに他言することは絶対に許さんからな!?特にブライト!幾ら短期間だけ出向している身とはいえ、今の貴様の所属はクロスベル警察!遊撃士協会に話したりしたら、始末書を始めとしたペナルティーが課される事を覚悟しておけ!」
そしてロイド達に指摘したセルゲイの話を聞いたダドリーは苦々しい表情をした後、ロイド達を睨んで忠告した。
「わ、わかりました。」
「そこまで疑われるなんて心外ねぇ。今まで警察として真面目に働いているし、プライベートでもあんまり遊撃士協会に行かないように気を付けているのに。」
「なになに、ひみつのお話ー?キーアも聞きたい!」
ダドリーに睨まれたロイドは戸惑いながら頷き、レンは呆れた表情で答え、キーアは無邪気な笑顔を浮かべ、キーアの言葉を聞いたその場にいる全員を脱力した。
「え、えっと………」
「お菓子を用意するからツァイトと一緒に食べててね?」
その後キーアを部屋から出したロイド達はダドリーから話を聞いた。
「捜査一課に圧力………!?」
話を聞いたロイドは真剣な表情で声をあげた。
「いや、そこまで露骨なものではないが………”黒月”の襲撃事件を受けてマフィア同士の抗争への対処に全力を傾けろとの指示が下った。………少し前から追っていた謎の薬物の捜査を打ち切ってな。」
「な………!?」
「一課の方でも薬物に関する捜査を………?」
そしてダドリーの説明を聞いたロイドはさらに驚き、ティオは尋ねた。
「フン、数日前からだがな。私としてはお前達が知っていた事の方が驚きだが。」
「で、一課の方はどこでその薬物のネタを掴んだんだ?」
「………昔から使っていた情報屋のタレコミです。それなりに信頼できる筋なので情報収集をしていた所ですが………今の所集まっているのは都市伝説のような噂だけですね。『願いが叶う薬』だの『幸せを運ぶ青い薬』だの………ただ、どうにもキナ臭いので噂になっている市民のリストを揃えている最中だったんですが………」
「「「「「…………………………」」」」」
「な、なんだお前達……その『やっぱり』という顔は。」
「フン………ビンゴだったようだな。ロイド、見せてやれ。」
「………はい。」
「???」
セルゲイの指示に頷いたロイドの様子にダドリーが首を傾げたその時
「これを―――」
ロイドが蒼い錠剤をダドリーに見せた。
「な………!も、もしかしてこれは………!?」
錠剤を見た瞬間錠剤が何であるかを悟ったダドリーは声を上げて驚いた。
「………今日、ある筋から俺達が入手した証拠物件です。その人の名誉を守るという条件で預からせてもらったんですが………」
驚いているダドリー
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