暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-B古代遺失物管理部・機動六課〜Our dream starts〜
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と、はやてもはやてでカリムと親交を深めていったからだよ。私がカリムに、はやての目指す部隊設立の後見人になってね〜、なんて頼まなくたって、カリムからはやてに依頼してたと思う』

モニターに映るシャルちゃんに頭を下げてお礼を言うと、シャルちゃんはそう返してくれた。4年前の“レリック”回収の任務も元は、カリムがクロノ君に依頼したものやった。その一件から私はシャルちゃんやクロノ君にお願いして、2人抜きでカリムとの交友を始めた。それでもやっぱりスタートはシャルちゃんやからな。

「それでもおおきにって言わせてぇな、シャルちゃん」

『ん。ありがたく受けてとっておくよ♪ んで、ルシル! 居るんでしょ? 顔を見せて!』

綺麗な笑顔から一転、ルシル君に向けて怒声を上げた。ルシル君は人差し指を唇に当てて、首を横に振って居留守を使おうとした。シャルちゃんは『リイン。ルシルは今どこ?』ニッコリと目の笑ってない笑顔を浮かべた。

「えっと、ルシル君は・・・ここには居ないですよ?」

すごく目が泳いでるリインがそう答えた。シャルちゃんは『ん。ありがとう。ルシル〜、顔出しなさ〜い』確信を持って告げた。リインが不思議そうな顔をして、「え、あの、居ないですよ?」再度シャルちゃんにルシル君が居ないことを伝えるんやけど・・・

『ごめんね〜、リイン。あなた、ルシルの名前を聞いた瞬間、目線をモニターから外したでしょ。それに、はやて達も即座にルシルが居ないって答えなかったし、しかも3人揃ってリインと同じ方を見てたし』

「「「Oh」」」

シャルちゃんには全て見抜かれてた。こうなったらルシル君も観念して「久しぶりだな、シャル」私らの側にやって来て、モニターに映るシャルちゃんに挨拶。

『うん、久しぶり。ようやく顔を出したね、ルシル。特務調査官として監査役も務めるってカリムから聞いたけど、本当だったんだね』

「ああ。今、はやての部隊長室に集まっているんだが、この部屋を出た瞬間から俺は調査官として、まぁ堅苦しい態度ではやて達や他の隊員たちと接しないといけない。しかも1年。気が滅入るよ、まったく」

『あなたも運が無いよ。調査官としての初任務でいきなりはやて達の部隊の担当、しかも常駐する特務。誰が辞令を出したか知らないけどご愁傷様〜♪』

シャルちゃんは調査官の立場ってゆうもんを昔から知ってるから、私らと接する態度が冷めたものになるってことも判ってる。そやから、私とルシル君の仲が進展せぇへんって思うてるみたい。そやけど、シャルちゃんやなのはちゃん達にも黙ってる秘密がある。

(六課の後見人の中に、リアンシェルトが居るってゆう秘密が・・・!)

ルシル君を特務調査官に選んだんはリアンシェルトや。後見人であるリンディさん達からその話を聞いた時は
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