機動戦艦ナデシコ
1376話
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ンタジーな世界と繋がった事があってな。エルフ達はその時にこっちに移住してきた」
そう話す俺の言葉は、苦々しいものがあった。
当然だろう。門世界との接触は、どうしようもない程に最悪と表現すべきものだったのだから。
……うん? エルフに関してはエリナやミナトに話したと思うんだけどな。
こっちも情報が止まっていたのか?
どのみちこうしてエルフを見て驚いて……おい、まさかアカツキの奴、エルフを見て驚かせたかったから黙ってたとかないよな?
普通ならまず有り得ないんだが、アカツキだとやっても不思議じゃないという雰囲気が……いやいや、会社の事に関してはかなり真剣だったのを考えると、有り得ない、か?
「では、アクセル代表が使っている魔法というのは、その世界から?」
「いや、待てミスマル提督。魔法使いを派遣すると言っていたのを考えると、また別の世界と考えるべきだ」
ミスマルの言葉にグリューノが告げる。
その二人の言葉には、草壁達も興味深くこちらに視線を向けていた。
魔法というのはナデシコ世界に存在しないだけに、どうしてもその辺は気になるのだろう。
「そうだな。エルフ達がいた世界にも魔法はあったが、俺達シャドウミラーで使われている魔法はネギま世界と呼ばれている世界の魔法だ」
「……ネギま世界? その、もしかして焼き鳥が重要視されてる世界だとか、そのような世界で?」
ヨシサダの恐る恐るといった疑問に、当然俺は首を横に振る。
「違う。その世界の重要人物であるネギという名前の男が魔法使いだからネギまだ」
正確には、恐らくだがネギま世界の原作となっている世界において、ネギが主人公だろうというのが予想出来るからというのも大きいのだが。
けど、まさかそれを口にする訳にもいかないだろう。
そうなれば、自分達の世界もまた物語の世界だという事に気が付くかもしれないし。
……いや、気が付かれてもいいのか? ぶっちゃけ、ナデシコ世界の原作知識は聖杯の影響で失われている。
だとすれば、ここでここがアニメや漫画、ゲームの世界だと言っても……まぁ、わざわざ俺から言う必要はないか。
「ネギ、ですか。また随分と凄い名前で……」
そんなヨシサダの言葉に、神楽坂は同意するように何度も頷いていた。
麻帆良時代はネギの保護者役だった神楽坂なのだから、色々とネギに対して思うところはあるのだろう。
何だかんだで、中学を卒業した後も色々と親しかったらしいが。
「そうだな。ま、とにかくそんな訳で、異世界間貿易の条約が締結されれば魔法使いは問題なく雇えるようになるだろ。……戦争をしている以上、条約を結ぶのは難しいかもしれないけど」
そう告げると、話を聞いていた連中が地球、木連の関係なく眉を顰める
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