機動戦艦ナデシコ
1376話
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えるだろう。
「……それはそうだけど……」
少し恥ずかしそうにしているのは、やはり着ているのがチャイナドレスなのが影響しているのか?
どんな服装にするのかというのはちょっと迷ったんだが、超包子での制服って事でこのチャイナドレスを希望したんだが……
神楽坂は喋らなければ間違いなく美人であり、体型も男好きをすると言ってもいい。
その威力がどれ程のものなのかというのは……俺の後ろに停まったエアカーから降りてきた木連の面々が固まっているのが示している。
グリューノの方も目を奪われているので、地球側も同じような感じなのだろう。
「さて、じゃあ早速だが案内して貰おうか。そっちもいいか?」
木連の連中へと視線を向けると、全員が一瞬の沈黙の後で大きく頷く。
いや、全員じゃないな。高杉が顔を赤く染めたまま、ボーッとした視線を神楽坂へと向けていたのだから。
そんな俺の視線に気が付いたのだろう。秋山が高杉を軽く揺すり、その耳元で何かを囁く。
瞬間的に我に返った高杉は、今までよりも更に顔を赤くしていた。
いやまぁ、何がどうなったのかというのは考えるまでもないけどな。
実際超包子には看板娘の神楽坂を目当てにした客が大勢いたのだから、そんな連中に告白された事だって何回もあるだろう。
……黙っていれば、間違いなく美人なのだから。
いや、でも超包子でバイトをしていた時は当然他の客達とも喋っていた筈で、黙っていなくてもいいのか?
ともあれ、神楽坂は俺達を引き連れて交流区画の中を進んでいく。
「ぬおっ!? あ、あれは!?」
交流区画を歩いていると、いきなりそんな声が上がる。
何事かと視線を向けると、そこではミスマルが驚愕の表情を浮かべたまま固まっていた。
それどころか、グリューノやヨシサダ、他の随行員達もまた同様に固まっている。
何が起きたのかと視線を向ければ、その視線の先ではエルフの女がオープンテラスの喫茶店でケーキを食べているところだった。
「ア、ア、ア、アクセル代表。あの者は……その、もしかして、いわゆるエルフ、という存在なのでは?」
言葉につかえながら尋ねてくるミスマルに、頷きを返す。
そう言えば色々とシャドウミラーの説明はしたが、エルフの存在は言ってなかったか?
「ちょっと、アクセル。あんたシャドウミラーの事をしっかりと説明したの? エルフで驚いてるようじゃ、この先ホワイトスターを見て回ったら驚きで心臓が止まるわよ!?」
「いや、そこまではいかないだろ。……ただまぁ、その辺に関しては説明してなかったのはしくじったな」
溜息を吐き、木連の方でもエルフの女を見て動きを止めているのを眺め、口を開く。
「今はもう向こうの世界に行けなくなったが、以前ファ
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