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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第59話
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ゃんのお母さん………か?セティちゃんと姉妹のようにしか見えねぇぞ。」

ウィル達の部分を指さして説明したエリナの話を聞いたランディはウィル達を見て驚いた後、セティとセラウィの容姿を見比べて驚いた。

「フフ、よく言われます。それにお母さんはああ見えて、100年以上生きているんですよ。」

「マジか!?異種族は俺達人間より遥かに寿命が長いって聞いた事はあったが………それにしても羨ましい!こんな美女達を両脇に侍らすなんて、世の中不公平だ!」

微笑みながらセティの話を聞いたランディは驚いた後悔しそうな表情でウィルを睨んで言った。



「………言っておきますけど、リウイ陛下やセリカさんはさらにその上を行っていますよ。」

その時ティオはジト目で写真を見つめながら言い

「ハアッ!?その”英雄王”やセリカって奴はどいつでどんな美女を侍らしているんだ!?」

そしてティオは驚いているランディにリウイやセリカが映っている部分を指さし、さらに2人を愛する女性達をそれぞれ指さして名前を言った。

「おのれっ……!こんな美女達を妻や恋人にしながら、これほどの美女達を侍らして、さらにセシルさんともイチャイチャできるだと!?”神”は不公平すぎだろっ!!」

「この人がセシル姉が生まれ変わる前の人で………そしてこの人がセシル姉の今の恋人―――リウイ陛下か………(なんだろう……このティナっていう人の笑顔とセシル姉の笑顔がどこか似ている感じがする………)」

ティオの説明を聞いたランディは悔しそうな表情で叫び、ロイドは複雑そうな表情でティナとリウイが映った部分を見比べていた。

「………というか、セリカさんやサティアさん自身、”神”の上、リウイ陛下やイリーナ皇妃は”神”の末裔ですし、不公平なんか最初からないかと。」

「へっ!?」

「ハアッ!?」

「い、一体どういう事、ティオちゃん!?」

そしてティオは驚いているロイド達に”神殺しセリカ・シルフィル”や”正義の大女神アストライア”―――サティア、リウイや生まれ変わる前のイリーナに隠されていた血統―――”姫神フェミリンス”の末裔である事を説明し、さらにサティアはエステルの身体に宿り、エステルが生む子供がサティアになることやリウイと初代イリーナ皇妃の出生の秘密、2代目イリーナ皇妃が初代イリーナ皇妃が転生した人物である事を説明した。

「…………………………」

説明を聞いたロイドは口をパクパクし

「(そんな………お姉様が………初代イリーナ皇妃が生まれ変わった人だったなんて………でもその理由なら、侍女であったお姉様がリウイお義兄様と結婚でき、何故民達からも祝福され、メンフィル皇室関係者全員から慕われている理由も納得がいくわね………でも……お姉様………今
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