第59話
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るって……どういう事だ!?」
「そ、それにエステルさんやイリーナ皇妃も誰かの生まれ変わりである事も凄く気になるんだけど………」
ティオの話を聞いたロイドは驚いた後、真剣な表情で尋ね、エリィは信じられない表情でティオを見つめて言った。
「………最初にセシルさんと出会った時………わたし、ロイドさん達から離れてから確認しましたから。セシルさんがティナさんの生まれ変わりであるかを。そしたらセシルさん、認めましたし。」
「最初に出会った時………?――――あの時か!」
ティオの説明を聞いたロイドは首を傾げたが、セシルと別れた後すぐに病院の中へと入って行ったティオの行動を思い出した。
「――――はい。それとセシルさんが隠している今の恋人の方がどのような方かも知っています。本人に確認しましたし。」
「ハアッ!?」
「………一体誰なんだ?」
ティオの話を聞いたランディは声を上げ、ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「………セシルさんが生まれ変わる前の人が愛していた人です。」
「生まれ変わる前の人………?――――!そ、その人ってまさか………!」
「メンフィル大使―――”英雄王”リウイ・マーシルン………!」
(私も推測した時はありえないと思ったけど、まさか本当にそうだったなんて………)
「ハアッ!?おいおいおいおいっ!その話はマジなのか!?」
ティオの言葉を聞いたエリィは首を傾げたがすぐに気づいて信じられない表情をし、ロイドは目を見開いて叫び、ルファディエルは驚きの表情で考え込み、ランディは声をあげて言った。
「はい。……というかセシルさん、既にリウイ陛下の側室の一人としてメンフィル皇室に認められていますよ。」
「ええっ!?」
「ハアッ!?」
「なっ!?それは本当なのか、ティオ!?」
そしてティオの話を聞いたエリィとランディは声を上げ、ロイドは驚いた後信じられない表情で尋ねた。
「ええ。セシルさん自身が言ってたので間違いないかと。……ちなみに第一側室として認められ、その証拠に”パリエ”の名を貰って、名義上セシルさんはパリエ家の人で”癒しの聖女”の義母になったとセシルさんから聞きました。”癒しの聖女”自身もセシルさんを義母として認めているそうです。だから今のセシルさんの本当の名前は”セシル・パリエ・ノイエス”です。」
「嘘だろ、オイ………」
「まさかセシルさんがリウイ陛下の側室………それも第一側室だなんて………」
「……………………………なあ、ティオ。どうしてセシル姉はメンフィル大使館やメンフィルの城で暮らさないんだ?側室―――リウイ陛下の妻の一人になったのなら、一緒に住むのが当然なんじゃないのか?」
ティオの説明を聞いたランディ
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