第59話
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答え、それを聞いていたエルンストは好戦的な笑みを浮かべていた。
「道理で体力もあるし、私達より遥かに戦闘慣れしている訳よ………もしかしてティオちゃんが身に着けている戦衣も”影の国”に関係しているのかしら?」
「ええ。ウィルさんやさまざまな分野に”才”があるティータさんやレンさん達と一緒に創ったんです。その結果私が身に着けている戦衣には”神”の加護も少しだけ宿っていて、とてつもない防御力を持っているのです。」
エリィに尋ねられたティオは頷いた後説明し
「か、”神”の加護!?」
「うわ〜!凄い!父さんたち、そんな凄い戦衣を創ったんだ!」
「ええ……一体、どんな過程でそれほどの戦衣を創れたのか気になりますね……」
「フフ、さすがお父さんですね………」
説明を聞いたロイドは驚き、シャマーラ達は興味ありげな様子でティオが身に着けている戦衣―――”知識神の神衣”を見つめていた。
「……言っておきますけど、”その程度”で驚いていたら、これから話すさまざまな事情についていけませんよ?その話の中にはセシルさんも関係しているのですから。」
「なっ!セ、セシル姉が!?」
「ま、まさか………セシルさんも”影の国”に巻き込まれたの??」
そして静かな表情で言ったティオの言葉を聞いたロイドは驚き、エリィは信じられない表情で尋ねた。
「ええ――――」
その後ティオはロイド達に魂は転生する理がある事を説明し、そしてセシルは”影の国”で現れたリウイの側室の一人―――ティナ・パリエである事を説明した。
「セ、セシル姉が………あの”英雄王”の側室の一人にして”癒しの聖女”の母親でもある人物が生まれ変わった人物……」
「転生自体も正直、信じられないわね………」
話を聞いたロイドは驚きの表情で呟き、エリィは信じられない表情をし
「そうかな〜?あたし達の世界ではわりと知られている事だよ?」
「ええ。”冥き途”の事や魂の理は私達の世界では広く伝わっていますよ。」
「フフ、もしかしたら私達の世界とこちらの世界が繋がった際に魂の理も影響しているかもしれませんね。」
シャマーラは不思議そうな表情で呟き、エリナは頷いた後説明し、セティは微笑みながら説明を補足した。
「つーかよ。その転生だったか?そんなお伽噺みたいな事って本当にあるのかよ?」
「ええ、セシルさんも自分がティナさんの生まれ変わりである事を自覚していますし、他にも転生した人の例としてはエステルさんやイリーナ皇妃もそうですよ。」
そして疲れた表情で呟いたランディの言葉にティオは頷いて答えた。
「へっ!?ちょ、ちょっと待ってくれ!セシル姉がそのティナさんっていう人の生まれ変わりである事を自覚してい
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