第58話
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ンフィル大使”剣皇”リウイ・マーシルン陛下とゼムリア大陸のアーライナ教会の最高指導者”闇の聖女”ペテレーネ・セラさんだよ。」
「「……………………」」
そしてヨシュアの答えを聞いたロイドとランディは固まり
「えええええええええっ!?」
「おいおいおいおい………!貿易商の娘だったあのお嬢ちゃんが一体どういう経緯でそんな事になったんだよ………!?」
それぞれ大声で驚きの表情で叫んだ。
「え………という事はロイド君達、レンの”本当”の両親の事、知っているの?」
ロイド達の様子を見たエステルはある事に気付いて尋ね
「あ、ああ。貿易商のヘイワーズ夫妻だろ?エステル達もハロルドさん達の事、知っているのかい?」
尋ねられたロイドは頷いた後尋ね返した。
「うん………クロスベルに来てからはあの子の本当の両親の事を一通り知っちゃって………どうやったらあの子に本当の両親には捨てられていなく、愛されていた事を教えてあげればいいのか、悩んでいて………あの子、ハロルドさん達の事、心から嫌っている上憎んでいるし………」
(相変わらずお人好しですわね。………まあ、そのお人好しに救われた私が言う台詞ではありませんが……)
ロイドの疑問にエステルは答えた後、辛そうな表情になり、それをエステルの棒を通して見ていたフェミリンスは溜息を吐いた後、苦笑していた。
「いや………あの子の事情はよく知らないけど………レンはもう、ハロルドさん達の事を許していると思うよ。」
「えっ!?」
「一体それってどういう事!?」
そしてロイドの話を聞いたミントは驚き、エステルは血相を変えて尋ねた。
「………どうやら今日の出来事を一通り説明した方が良さそうね。」
その後ロイド達はエステル達にハロルド達に依頼されたコリンの捜索の事件の流れを説明した。
「―――そういうわけで、ちょうど君達と入れ違いであの子は帰って行ったんだけど………ちょ、エステル!?」
事情を説明し終えたロイドは涙を流し始めているエステルを見て驚いた。
「あ………や、やだな………どうしてこんな………うぐっ………ひく……うっ………ああああああっ………!」
「エステル………」
「よかった………レンちゃんが本当のパパたちに愛されていた事を知ってよかった………」
そして大声で泣き始めたエステルを見たヨシュアは優しげな微笑みを浮かべてエステルの肩に手をのせ、ミントは涙を流して微笑んだ。
「ご、ごめんねヨシュア………それにロイド君達も………でもあたし………何て言ったらいいのかわからなくて………捨てられたんじゃないって………ちゃんと愛されていたんだって………あの子がやっと………辛くて哀しくて……優しい真実に………ち
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