第58話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たその時
「あの〜、ごめんくださーい!」
「誰かいませんか〜?」
聞き覚えのある女性達の声が聞こえてきた。
「今のは………」
「1階からみたいね。」
声に気付いたロイド達は1階に降りた。
「あら………」
「君達は……」
ロイド達が1階に降りるとそこにはエステルとヨシュア、ミントがいた。
「えへへ……こんにちは。いきなりゴメンね?連絡も無しに訪ねちゃって………」
「お邪魔かと思ったんですけど至急、確認したいことがあって………少しだけお時間を頂けませんか?」
「それは構わないけど………」
「一体全体、なんの話だよ?」
「”黒の競売会”の件についてでしょうか……?」
ヨシュアの話を聞いたロイドとランディは不思議そうな表情をし、ティオは尋ねた。
「うーん、あれはちょっと保留中っていうか………そ、それよりも………今日の午後、ロイド君がある人物と一緒に歩いたって目撃情報を聞いたんだけど………」
「ある人物………?」
「………スミレ色の髪の女の子だよ。確か、白いドレスを着ていたと思うんだけど………」
エステルの話を聞いて不思議そうな表情をしているロイドにミントは言った。
「えっと、それって………」
「レンちゃんの事、よね?」
「っ!!!」
「やっぱりレンちゃんだったんだ………!」
そしてエリィが答えるとエステルは息を呑み、ミントは真剣な表情で言った。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。あの子………君達の関係者だったのか?」
「ううん、違うわ。あの子の関係者は聖女様やプリネ達――――メンフィル皇室関係者なんだから。」
「ええっ!?」
「おいおいおい、マジかよ………!?というかエステルちゃん、今メンフィルのお姫さんの事を呼び捨てにしていなかったか………?」
「「…………………………………」」
エステルの話を聞いたロイドは驚き、ランディは驚いた後尋ね、エリィとティオは黙り込んでいた。
「ええ。だって、プリネとは友達だもん!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!レンの関係者がメンフィル皇室関係者って事はまさかあの子………!」
尋ねられたエステルは力強く頷き、ある事に気付いたロイドは驚きの表情でエステル達を見つめ
「うん、そうだよ〜。レンちゃん、メンフィル帝国のお姫様なんだ。それもレンちゃんの”今”の両親はみんなも知っている人達だよ?」
「…………………」
「………一体、誰なんだ?」
ロイドの疑問にミントは微笑みながら答え、それを聞いたロイドは口をパクパクさせ、ある事が気になったランディは尋ねた。
「―――メンフィル前皇帝であり、現メ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ