第55話
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………」
「どうも、ロイドさん。」
「ああ、合流したのか。それで、どうしたんだ?」
「コリン君だけど、桟橋の所で水上バスを眺めていたらしいわ。その後、どこに行ったのかわからなかったんだけど……」
「そこでツァイトに頼んで匂いを探ってもらったんです。そしたら………桟橋から階段を登ったところで突然、匂いが途切れたそうです。」
「匂いが途切れた………?」
ティオの話を聞いたロイドは眉を顰めた。
「ええ、港湾区の南東の端だけど………これってどういう事なのかしら?」
「……もしかして………ある程度密閉され、匂いが外に漏れない場所………何らかの車両に乗り込んだ可能性があるかもしれないな。」
「あ………」
「なるほど………それなら納得ですね。」
「ええ、レンも同意見よ。そうなると、どこの車両に乗り込んだかが問題になるわね。」
「ところで………誰か他にそこにいるの?」
「どこかで聞いたような女の子の声がしますけど………」
自分達の会話に割り込んできたレンの声を聞いたエリィとティオはロイドに尋ねた。
「いや、色々あってさ。とにかく、いったん集まって状況を整理した方が―――」
尋ねられたロイドが答えた後、提案しかけたその時
「―――ねえ、お兄さん。支援課の端末、貸してもらうわね。」
「へっ………」
レンが支援課のビルに向かって行った。
「ちょ、ちょっと待った!―――エリィ、ティオ!ランディにも連絡していったん支援課に戻ってくれ!その時に一通り説明するから!」
「え、ええ……わかったわ。」
「よくわかりませんが了解です。」
レンの行動を見たロイドは慌てた様子でエリィ達に指示をした後、レンを追った……………
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