第55話
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らも古戦場に行った観光客達を今からメヒーシ達や依頼が被った遊撃士と一緒に探す所でね。悪いけど、こちらも緊急性が高いからそちらを手伝っている時間はないわ。」
「そうか………わかった。そっちも無事見つけられるように頑張って。」
「ええ、貴方もね。」
そしてロイドは通信を止めた。
「ルファディエル姐さん達はどうだって?」
「………支援要請にあった観光客達の捜索を受けてて、観光客達を捜索する為に、今古戦場で捜索しているらしく、こちらに向かう時間はないって。エリィ、そっちはどうだ?」
ランディに尋ねられたロイドは答えた後、エリィに視線を向け
「………駄目。3人共、繋がらないわ。話し中か導力波が届かない場所にいるみたい………」
視線を向けられたエリィは首を横に振ってエニグマをしまった。
「そういえばセティさん達はグレイスさんの依頼にあった風景のマインツ方面の写真を撮りに行くついでに、マインツの町長さんからの依頼にあった鉱山に出た魔獣達の退治を請け負う為にマインツ方面に行きましたよね?………多分、鉱山の中だと繋がりませんよ。」
「そうなると私達だけで捜さないとね………この広いクロスベル………どう分担して捜索しましょうか?」
ティオの話を聞いたエリィは頷いた後、ロイドを見て尋ねた。
「わたしはツァイトに同行します。彼の言葉をわかる人間が付いていた方がいいでしょう。」
「そうだな………だったらティオにはこのぬいぐるみを渡しておく。ツァイトにコリン君の匂いを探ってもらってくれ。」
「………了解です。」
「俺達3人は手分けして街区を担当しよう。俺は歓楽街から裏通り、中央広場、駅前通り、それから西通り。ランディは東通りと旧市街全般。エリィは行政区と、港湾区全般。―――そんな分担でどうかな?」
「あら、あなたの担当だけ相当広い気がするけど………?」
ロイドの提案を聞いたエリィは意外そうな表情で尋ねた。
「いや、行政区も港湾区も広いし、旧市街だって入り組んでいる。その点、俺の担当はよく通る場所ばかりだから丁度いいバランスのはずだよ。」
「なるほど………」
「ま、とりあえずその分担で始めてみようぜ。進展があったらお互い通信で連絡を取ればいいんだな?」
「ああ、そうしよう。」
「それではコリン君の捜索、ミッションスタートですね。」
その後ロイドは歓楽街を捜索し、裏通りも捜索し終えて中央広場に向かおうとした所、ある人物に声をかけられた。
〜裏通り〜
「うふふ………お兄さん、お久ぶりね。」
「え………」
自分に声をかける声を聞いたロイドが驚いて振り向くとレンがロイドに近づいてきた。
「やあ、レンちゃんか。」
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