暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE3.護るための刃
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を?」
「決まっているだろ。あんた達が来るまでの間にそこのオバハンから聴かせてもらったの!」
「だからオバハンって言わないでぇ!」
「あぁぁ、もしかして了子さんから聞いたのですか?」
「まあな。で、これでも俺は君の事はある程度見込んでいるんだよね〜。」
「本当ですかッ!」
「ああ、ただこれだけは覚えておいて欲しい。人助けと救済は違うって事。これを間違えると、とんでもない事になる。それからもう一つ、これは俺の好きなドラマの受け売りだが、楽して助かる命は無い。この2つの言葉、覚えておけよ!それじゃ、俺は書類を書いたりしないと行けないからここら辺りでお休み。平和に暮らしていた響ちゃんには解らない事だらけだと思うけど、少しずつ覚えて行ければなんとかなるから。」
キョウヤは明るい言葉で響を励ましながら去って行った。
「キョウヤさん、凄い人ですね。」
「ああ、キョウヤ君は翼君より長きにわたって戦場に立っていた戦士だ。上手く連携がとれるようになるといいんだがな。」
弦十郎去って行くキョウヤを見ながらそう響に伝えた。
結局、キョウヤはその日の深夜まで身体情報から地球での生活の方法まで様々な書類を書くのに勤しんでいた。しかし、キョウヤにとって見入りも在り、事態が収束するまでの間は二課の一部屋をあてがってもらう取り決めをした。

翌朝、キョウヤは着替えて二課のメインフロアに向かうと、響と翼が居た。
「おう、お早う。」
「お早うございます!」
キョウヤの挨拶に返したのは響だけであった。
「おいおい、ちょっと冷たく無いか。一応、これからは共に闘うんだろ?」
「私は防人、敵を仕留める役目は私一人で十分だ。立花も、ましてやどこの誰とも知らない者も、私には必要無い。」
「そうか。弦十郎のオッサン、ここってトレーニングルームって在りますか?」
「一応あるが?」
「じゃあ決まりだ。人気アーティストさん、あんたに勝負を挑みたい。決着の条件はここのスタッフ達がどちらかが戦闘の続行が出来ないと判断するまで。どうだ?」
キョウヤは翼に提案する。
「そんな戦いに何の意味が在る?」
「俺達の世界では、シンフォギアの力が敵になった時の事を考えて装者同士で戦術を変えてのトレーニングを行っていた。やってみる価値はあると思うぜ。俺もこの訓練のおかげで弱点が把握出来たし。」
「いいだろう。戦士の戦い方、お前に刻み込んでやろう。」
「期待しているぜ。」
キョウヤは弦十郎と翼の許可を取り、翼と一緒にトレーニングルームに入って行く。
「あのぉ、大丈夫なのでしょうか?」
「まあ、我々にとっては新鮮な事だ。翼もきっと、学ぶことがあるはずだ。」
トレーニングルームに入って行く二人を響と弦十郎は眺め、メインフロアに入り、回線を繋げる。

『それでは、今から模擬戦を
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