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花火の下で
4部分:第四章
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らな」
「私でよかったらね」
 幸も同じことを言いだ。二人はだ。
 それぞれ手袋、寒いので点けているそれを外して懐に収めてだ。そうしてそのうえで小箱の中のそれを出して薬指にはめ合う。そのうえでだ。
 二人で花火を見る。京が作ったその花火を。
 それを見ながらだ。幸が言ってきた。
「じゃあ。これからもね」
「ああ、二人でな」
「花火見ていこう」
「俺が作ったな」
 こう二人で話してだった。笑顔で微笑み合うのだった。冬の花火を見ながら。


花火の下で   完


                       2011・12・1

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