第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜過去からの帰還〜
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おうよ」
「お?それはいい考えだ小僧。蒔風!お前これだ!!」
そう言ってモモタロスが蒔風にカップを差し出してくる。
良太郎の代わりに飲め、ということらしい。
「ふ・・・俺の最初の一回の運の良さをなめるなよ?(まあハズレがあるなら大丈夫だな。当たらなければな)」
「いくぜぇ・・・」
「「「「「せーーーのっ!!(ゴクッ!!)」」」」」
「ぶはああああああ!!!!!!(エクトプラズム放出)」
「「「「蒔風ぇぇえええええ!!!!!」」」」
蒔風が飲んだ瞬間噴き出し、地面に倒れた。
「はっはっは!やっぱ良太郎の選んだのがハズレやったか(ゴクッ)ん!これはライチみっくすとかやな!!」
「わーいおいしい!えっとぉ・・・「ラズベリーソーダ」だね!!」
「じゃあ俺が飲んだのは・・・・ん、んまい!アロエシェイクか?薄味だが、いいな!!」
「あれ?どうしたのカメちゃん」
リュウタロスがウラタロスに訊く
ウラタロスの首が、ギ・ギ・ギ、と動いた
「ねえ・・・ハズレって・・・なに味だっけ?」
「イ、「インド風しるこ」やったはずやで?」
「甘辛っ、ぼぶあらぶぉッ!!!」
「カメの字ぃいいいいいいいいい!!!」
「カメ公ぅうううううううううう!!!」
「カメちゃんんんんんんんんんん!!!」
「ぼ・・・僕こんな役回りじゃない・・・・・ゲフッ」
「なんでや!?ハズレは蒔風やなかったんか?」
「うおおおおおうあ・・・・甘あああああ・・・・・・・」
蒔風がジュースを口から垂らしながら立ちあがった。
「蒔風さん!どうして?これ・・・」
「おお?貸してみ?(ゴクッ!)甘い!!うまい!!なんだよ蒔風ぇ、お前あまいの苦手かよ!!」
蒔風が飲んだのは「みるくスイカ」だ。
聞いてわかるように超撃甘ジュースである。
「甘いのもそれなりに大丈夫だがここまでは・・・・ごおおおお・・・・」
(畜生!!なんだよ!当たりもハズレってこれは呪われてんのか!?)
床ではウラタロスがビクンビクンしながら倒れている。
蒔風が涙を流しながら口の中の甘みを消している。
「ま、いいか。おい蒔風大丈夫か?」
「大丈夫だ・・・(クイッ)」
「おいおい!!何飲んでんだよこれタバスコじゃねえか!!」
「ふう、一息・・・じゃあ、俺は行きますわな」
「お?じゃあな・・・まあ、カメの事は気にすんな」
「おう・・・(恐ろしい・・・なんなんだこの飲み物は)」
床から煙を出して残りのハズレ飲料は消えてしまった。
「じゃあな」
「おう、また会えたらな」
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