暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜過去からの帰還〜
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している三ライダーが集まってきた。


「今なら開けるか、なッ?」

「奴」が蒔風を上空に放り投げる。
そしてそこにある何かをこじ開けるような動きをとる。
すると蒔風の飛んで行った先に時間の穴があき、蒔風が吸い込まれていった。



「さて・・・どこにいったのかなぁ・・・はっはっはっは!!」


そうして結界を解き、デンライナーを入れる。


時間の中に人を放り出すという行為に激昂する良太郎に、軽く返答する「奴」
「奴」にしてみればどんなに酷いことをしたところで、「自分」なのだからいいじゃねえか、といった感じなのだ。


「お前を殺して、パワーアップしてあいつを殺してやろうかな」


「奴」が歩み寄る。
良太郎が後ずさり、その前にゼロノスが立ちふさがる。

しかし、彼等の足はじりじりと後退していってしまっていた。

勝てない



この思いが心を支配する。



そう思ったことはいくらでもあった。
だがそれだけで戦えなくなるなんてことはなかった。

この男は違う。
この男には、勝てない。

もし勝てるのならば


この男自身が自分の味方でなければ、成り立たない・・・・!!



「奴」がゼロノスに歩みながら「魔導八天」を出し、火花をチリチリと出しながら引きずってくる。

地面と剣の、擦れ合う甲高い音が響く。


そしてその手が振るわれ、ゼロノスが身を固め思わず顔を逸らした。


《Full Charge》


「なに!?ぐお!?」

しかしてその刃は振り下ろされることはなく、白き力をまとった二つの刃が「奴」を撃ち払った。


その場にいる全員が何が起きたかと周囲を見渡す。
そんな中ハナと良太郎だけは誰が来たのか想像はついていた。

さらに無数の羽根が三ライダーに降り注ぎ、その全身から火花を散らして退ける。


そしてついにその人物が現れた。



「降臨!!満を持して!!」

「「ジーク!!」」
「鳥さんだ!!」
「この手羽野郎!!なんでてめえが変身してんだ!!」


そこに現れたのは電王ウイングフォームだった。
ジークという白いイマジンの変身する電王である。
その手には先ほど「奴」に投げつけられた「ハンドアックスモード」と「ブーメランモード」に組み立てられたデンガッシャーが握られていた。

電王が後ろに手を組んでゆったりと歩いてきた。


「おや、お供その一。いやなに、わが友と共にお前たちのピンチに華麗に駆け付けたのだ」

「友って・・・まさか!!」

良太郎がある男を思い描いた。

「では、わが友を紹介しよう!といってもお前たちは知ってるだろうがな」


そう
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