暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜過去からの帰還〜
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


二人が一瞬思考するが、すぐにその考えを捨てる。
いま重要なのは、目の前の男との戦いだけだ。


見栄きる蒔風に、「奴」の咆哮が呼応する。


「唯一(オンリーワン)にして世界最強(ナンバーワン)、ここに参上!!ってか?」

「潰せ!!」


《Full Charge》《Full Charge》《Full Charge》


三ライダーが一斉にフルチャージする。
蒔風が見て左からネガ電王、幽汽、牙王と並んでこちらに向く。

「まあ・・・こう言うのもたまにはありか!?」


《Full Charge》


蒔風もデンガッシャーを拳に握りこむ「ナックルモード」に組み立て、右手に握り、フルチャージする。
左手を前に突き出し、右手を後ろに引く。


「行く・・・ぞ!!!」


「「「おおおおああああ!!!!」」」

三人が必殺技を放つ。
ネガ電王と牙王のソードが分離、エネルギーに輝き左右から振り下ろされ、幽汽のソードにエネルギーがたまり、地面に叩きつけられた。

蒔風の正面に地面を砕きながら衝撃が、そして左右から挟み込む形でソードが迫る。
その三つの攻撃が蒔風に直撃するコースで、一寸の狂いもなく襲いくる。

そしてそれが射程圏内に入り込んできたとき、蒔風の拳が突き出された!!


ギュゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
バギャギャン!!バァン!!


「「「おおおおおおああああああああ!!!」」」


ズゴゴゴゴンッ!!!!
ドゴォ!!

巨大な拳の形をしたエネルギーがソード二本と衝撃波を吹き飛ばして、三ライダーをぶっ飛ばした。



ここまでで一分三十秒



「さすがに三つに分かれちゃ・・・倒せないか・・・っ、もういっちょ!!」


《Full Charge》


身体を少し俯かせながらも蒔風がもう一度フルチャージする。

だが


バッキャ!ゴシャア!!!!!


「・・・・・・・あ?」

「いかんな・・・それはいかんよ、蒔風」

蒔風が自分の胸に突き刺さるモノを見る。
それは拳だった。

一瞬の時間で懐に飛び込んできた「奴」の拳がプラチナムフォームの装甲を砕き、中の蒔風の肉体に深刻なダメージを与えていた。


「・・・・・ごボッ・・・・」

蒔風の変身が解除され、身体が崩れる。
その胸ぐらを「奴」が掴んで蒔風を持ち上げる。

その服はズタボロに裂け、包帯から血が滲みきってぼたぼたと零れ落ちていた。

そこでデンライナーが走ってくる。
しかし「奴」が結界を張り、デンライナーが入り込んでこないようにしてしまう。

その「奴」の背後に吹き飛ばされ、それでもしぶとく存在
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ