第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜過去からの帰還〜
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二人が一瞬思考するが、すぐにその考えを捨てる。
いま重要なのは、目の前の男との戦いだけだ。
見栄きる蒔風に、「奴」の咆哮が呼応する。
「唯一(オンリーワン)にして世界最強(ナンバーワン)、ここに参上!!ってか?」
「潰せ!!」
《Full Charge》《Full Charge》《Full Charge》
三ライダーが一斉にフルチャージする。
蒔風が見て左からネガ電王、幽汽、牙王と並んでこちらに向く。
「まあ・・・こう言うのもたまにはありか!?」
《Full Charge》
蒔風もデンガッシャーを拳に握りこむ「ナックルモード」に組み立て、右手に握り、フルチャージする。
左手を前に突き出し、右手を後ろに引く。
「行く・・・ぞ!!!」
「「「おおおおああああ!!!!」」」
三人が必殺技を放つ。
ネガ電王と牙王のソードが分離、エネルギーに輝き左右から振り下ろされ、幽汽のソードにエネルギーがたまり、地面に叩きつけられた。
蒔風の正面に地面を砕きながら衝撃が、そして左右から挟み込む形でソードが迫る。
その三つの攻撃が蒔風に直撃するコースで、一寸の狂いもなく襲いくる。
そしてそれが射程圏内に入り込んできたとき、蒔風の拳が突き出された!!
ギュゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
バギャギャン!!バァン!!
「「「おおおおおおああああああああ!!!」」」
ズゴゴゴゴンッ!!!!
ドゴォ!!
巨大な拳の形をしたエネルギーがソード二本と衝撃波を吹き飛ばして、三ライダーをぶっ飛ばした。
ここまでで一分三十秒
「さすがに三つに分かれちゃ・・・倒せないか・・・っ、もういっちょ!!」
《Full Charge》
身体を少し俯かせながらも蒔風がもう一度フルチャージする。
だが
バッキャ!ゴシャア!!!!!
「・・・・・・・あ?」
「いかんな・・・それはいかんよ、蒔風」
蒔風が自分の胸に突き刺さるモノを見る。
それは拳だった。
一瞬の時間で懐に飛び込んできた「奴」の拳がプラチナムフォームの装甲を砕き、中の蒔風の肉体に深刻なダメージを与えていた。
「・・・・・ごボッ・・・・」
蒔風の変身が解除され、身体が崩れる。
その胸ぐらを「奴」が掴んで蒔風を持ち上げる。
その服はズタボロに裂け、包帯から血が滲みきってぼたぼたと零れ落ちていた。
そこでデンライナーが走ってくる。
しかし「奴」が結界を張り、デンライナーが入り込んでこないようにしてしまう。
その「奴」の背後に吹き飛ばされ、それでもしぶとく存在
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