第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜劇場版の悪者ライダー〜
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お!?」
地面に倒れる二人に、ネガ電王、幽汽のフルチャージが放たれようとする。
ネガ電王は電王ガンフォームと同じ形態の必殺技、「ネガワイルドショット」を
幽汽は剣を地面に叩きつけ、地表を砕きながら突き進む衝撃波を放つ「ターミネイトフラッシュ」を
それぞれが必殺技を放つ構えになる。
そうして、引き金が引かれ、剣が振り下ろされ・・・
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また少し時は戻り、牙王VS蒔風
ブオオ!ブン!!ゴガア!!!
牙王の武器、ガオウガッシャーの鋸状の刃が、蒔風に暴風のように襲いかかる。
蒔風の急所を的確に狙うその暴風を、蒔風は畳返しと「獅子天麟」でしのいでいた。
「くっそ・・・なんつう攻撃・・・ぐごっ!?」
一瞬の気の緩みの隙に、蒔風の脇腹に峰打ちでガオウガッシャーが命中する。
蒔風の身体が転がり、吐血する。
おそらく電王やゼロノスも苦戦しているだろう。
「じゃあよ・・・オレが苦戦するわけにはいかないだろうよ!!」
蒔風がババッ!!と立ちあがる。
獅子天麟を消し、壮絶なスピードで牙王の懐に入る。
その勢いのまま、右の掌底でその顎をしたからアッパーで打ち上げ、回転し、左の肘打ちを鳩尾にめり込ませていく。
牙王の身体が後退し、後ずさっていかせた。
だが牙王は一瞬、もう一歩下がって間を開け、その直後に蒔風に向かって刃を振りかぶって襲いかかった。
「な!?」
その速さに驚愕する蒔風。
(あれだけの装甲、パワーを持って、さらにこのスピードだと!?)
巨大な鋸が眼前に迫り、蒔風が「天地陰陽」でそれを防ぐ。
だが勢いが殺しきれるわけがない。
天地陰陽はトンファー型で、小手先の力で戦うものだ。
とっさに出せるが、これだけの衝撃を受けきれない!!
それでも、蒔風は両腕が吹き飛ぶのを防ぐため、天地陰陽で真っ正面から受け止めた。
そのために蒔風の身体が、体勢そのままに牙王に押し切られていく。
「ぬううううう!!!」
「おおおおおおおお!!!」
ズガガガガガガガガガ!!!
地面を少しだけ削り、足の裏から砂煙をあげて地面を滑っていく蒔風と、それを押しつぶそうと押し切る牙王。
蒔風がチラリと横を見ると、電王とゼロノスに止めを刺そうとネガ電王と幽汽が構えているではないか。
「ッ!!!???さ、せ、る、かぁ!!!」
ズドン!!
蒔風が左足を地面に突き刺し、その脚を軸に回転する。
さらに牙王の肩の装甲を鷲掴み、回転の凄まじい勢いのまま、牙王を投げた。
蒔風の手のひらが少
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