暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜電王四変化〜
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



その音声を訊いて即座に立ちあがる蒔風。
しかし、電王の方が行動は早く、蒔風に槍のように投げつけられたロッドが蒔風に命中した。
それによるダメージはない。

「ッ!拘束か!!」


だが、蒔風の体に入り込んできたロッドがエネルギーと変わって蒔風の眼前に亀甲状のバリアのようなものが現れ、蒔風の動きを封じたのだ。

そこにデンライダーキックを放つ電王。
だが、蒔風の足は移動はできなくともその場で動くことができた。

それが電王のミスだろう。


「畳返し!」

バカン!!


キックの瞬間、蒔風が畳返しで地面を撥ね起こす。

電王は想定していたよりも早い場所でのキックで多少バランスを崩したが、それでもその壁を粉々に吹き飛ばした。
だが、その先の蒔風にキックが命中していない。
キックの勢いでその場にしゃがみこんだ電王。


『ウラタロス、横だ!』

電王の体の中で、良太郎の意識が叫んだ。
しかしそれも遅く、電王の横っ面に蒔風の拳がぶち当たった。

飛んでいく電王。
その体に紫の影が飛び込んで行った。


《gun foam》


空中の身体から放り出されたウラタロスが地面に落ちる。
電王は装甲の前方が上部に展開し、紫を基調としたガンフォームに変わる。

「うわあああ!!!ちょっとリュウタ!」

「へへっ、次は僕だね!お前、倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」

「人の話はちゃんと聞くように、だ!!」


ドンドンドンドンドンドンドン!!!


電王が蒔風を狙い撃ち、それを蒔風が蛇のように地面を走りかわしていく。

その低い体勢の蒔風に、電王がブレイクダンスの要領での地面すれすれの回転蹴りをかます。
蒔風もそれに対して蹴りで応対し、カポエイラのように回り出す。

しかし、電王はそれに織り交ぜてさらにデンガッシャーガンモードによる銃撃をも放ってくる。

ガン=カタのようなその攻撃に、蒔風がすべてを知ったりとかわし、受けているのに対して電王がいきり立つ。


「もう!!倒されてよ!!」

ドンドンドンドン!!!!

二人が立ちあがってから、一回転して電王が蒔風に銃撃を放つ。
それを「林」で軽くはじいていく蒔風。


「ふっとんじゃえ!!」

《Full Charge》


ベルトの前をパスが通り、エネルギーが銃の前方に集まり、エネルギー弾を作っていく。


「いっくよ!!」

電王がグッ、と引き金を引こうとする。
しかしそれよりも早く、蒔風が動いた。


ピィン・・・


コインが一枚弾かれる。
そしてそのコインが、電磁の力で音速の三倍でぶっ飛んでいく!!!


ジュゴン!!!

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ