第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
電王 〜電王四変化〜
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デンライナーを降り、砂の荒野に立つ蒔風たち。
「前振りは?」
「は!前振りはいらねえ!!いくぜ、良太郎!!」
「はあ・・・あまりやりすぎないでよ?」
「わーってるって!!よっと!!」
そう言ってモモタロスが良太郎に飛び込み、憑依する。
すると良太郎の髪の毛が逆立って赤いメッシュが入り、瞳が赤く染まる。
「よっし!!よーく見とけよ?俺のかっこいい変身をよ!!」
ガチッ!!♪〜〜〜〜
「変身!!」
そう言ってM良太郎がデンオウベルト装着し、定期入れと酷似した形のライダーパス振ってその前を通過させる。
《sword foam》
ベルトが起動音を鳴らし、囲むようにオーラアーマーが浮きあがり、それが装着される。
そうして赤い装甲に身をまとった、仮面ライダー電王ソードフォームのお目見え・・・のはずなのだが。
「モモの字!!そいつの強さに気付いたのは俺や!!」
そう叫んでキンタロスが変身中の電王に突っ込んでいく。
そうするとモモタロスが弾きとばされ、キンタロスが良太郎に憑依した。
《ax foam》
♪〜〜〜〜
ヒィィィイイイン、ガシュウ!!
途中で装甲の手順が変わり、黄色を基調とした装甲を身にまとい、アックスフォームへと変身した。
「はっはっはっは!!俺の強さに、お前が泣いた!!」
「お?最初はそっちか?」
弾かれた先でモモタロスが「俺の変身がぁ!!な〜んか前もあったよなこれぇ!!」とか叫んでいるが、ウラタロスになだめられ、大人しくなった。
「行くで、蒔風!!俺の強さは、泣けるでぇ!!涙はこれで拭いとき!!」
変身の際に周囲に花びらのように散って現れた紙を見ながら武器、デンガッシャーを斧型のアックスモードに連結、組み立て構えた。
「それは痛みで?感動で?」
「それは泣いてからのお楽しみや!!」
電王と蒔風が睨みあう。
ふ、と蒔風が手を前に出し「土惺」と呟く。
すると地面の砂が集まって、目の前で棒状にかたまる。
さらにそれに「獄炎」と呟き、業火で焼く。
するとそれが一本の鉄の杖になる。
熱いのでそれを「圧水」で冷やしてからそれを握る。
「準備はできたか?なら、行くでぇ!!」
電王が突進してくる。
蒔風がそれをひらりとかわす。
そこから電王が回転して斧での一撃をかましてくる。
蒔風が杖に滑らせる形でそれを逸らす。
一撃、二撃とそうやって攻撃を受け流していく蒔風。
「どうした!!そんな単調な攻撃じゃあ見切られんのがオチだぞっと!!」
バガン!!
蒔風の杖の大きな一撃が電王の首元にぶち当たってそ
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