暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜世界を旅する戦士たち〜
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、斬撃、刺突、殴打、さらには中央部の回転刃による削り出し

その一撃に奴が吹き飛ぶ。
その一撃にディケイド自身もよろめき、一旦地面にドン、と置いてしまった。


『イッテ!もう少し丁寧に扱え!』

「わぁーたよ。じゃ、終わりにするぞ!!!」

『うっし!!』



【KAMEN RIDER DECADE】-WORLD LINK- 〜FINAL ATTACK〜


再び出てきたカードを掴む。
先ほどと同じく黄色く、羽根の形をした紋章が描かれている。


[Final Attack Ride---MA MA MA MAIKAZE!]


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

ディケイドが腰を落とし、その剣を構える。

「奴」がその発動前に潰そうとするが、もう遅かった。


「はああああああああああ!!!!!」

ディケイドが剣を振るう。
するとすべての剣と蒔風が「奴」に向かってはじき出され、エネルギーをまとって突っ込んでいく。
そしてその途中で十五天帝が組あがっていき、その剣を手に、「奴」を切り捨てる!!!!


ゴゴン!!!!!!



ビキッ!!

「奴」の体に亀裂が入る。


「ごおおおおおおおおお・・・・おのれ・・・・・ディケイドオオオオオオオオオオ!!!!!」


グァ!!ドゴオオオオオオオ・・・・・・・


「奴」が爆発し、その場から霧散していった。



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「終わったのか?」

「ああ」

「じゃあ舜は」

「次の世界に行くことになるな」

「何をさみしがってるんだか。なぁ?蒔風」

「そうだ。オレたちは繋がれる。それが力なんだ」

「ふ、他の世界に行っても、僕は諦めないよ。必ずそのお宝、「十五天帝」をいただくよ」

「やってみ」

こう話している場所は写真館だ。
すでに先ほどの黒い絵はなくなっている。

これから蒔風がこの世界から出ていくのだ。


「では、これで」

「またいつか」

「おう!!」


[Gate Open---KAMEN RIDER DECADE]


ゲートが出現し、蒔風がそれに向かう。

と、不意に士に向き直り、言った。



「士、オレがいたのはほんの少しだけだったけど・・・まあ、なんだ・・・仮面ライダーディケイド・門矢士の物語は、結構おもしろかったぜ」

「蒔風・・・」

「お前の物語は確かに存在する。なんでかわからないけど、そう思えたんだ」

「・・・・・・」


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