暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜世界を旅する戦士たち〜
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なく散った。

ガッ!バァン!ドドドドッ、バガンバガンバガンバガン!!!ドゴゥ!!!


「ぐっ、うわあああああ・・・・・・・・・」

「海東!!」

上空からディエンドが落ちてきて、いくつもの岩石を砕きながらさらに下方へと落ちて行った。

「ユウスケ!!あの感覚、覚えてんだろ?行くぞ!!」

「え?あ、ああ!!超変身!!」

クウガが蒔風の叫びに応え、アメイジングマイティに超変身する。



「オオォォォオオオリャア!!!!」



クウガのアメイジングマイティキックがディケイドに放たれる。
さらにそこに蒔風が朱雀槍の一方の先端に白虎釵を両方とも装着し、ディケイドに向ける。

すると白虎釵からエネルギーが伸び、白く輝く牙が現れディケイドを挟み込んだ
身動きの取れないディケイドに、クウガの必殺技が迫る。

しかし


バキャ!!ゴォッ!!


ディケイドが白虎の牙を右側だけ破壊し、その腕に力を込め、クウガのキックを正面から殴りつけた。
その拳のエネルギーは凄まじく、クウガの足とディケイドの拳はとんでもない音を立てながらギリギリとせめぎ合っていた。

しかし、ディケイドが左腕の拘束をも破壊し、そちらの腕もクウガに向かって突き出した。
クウガの足先が爆発し、その体が吹き飛ばされる。

クウガは周囲を渦巻く粉塵の向こうに消えていった。

「こんなもんか・・・五代雄介の方がまだ手こずったぞ」

「調子に乗るな!!」

バガァン!!

蒔風が朱雀白虎棍の先端を玄武に変え、玄武盤とし、ディケイドの顔面にその側面を叩き付けた。

が、それは直撃などしておらず、ディケイドの腕に阻まれていた。

[Attack Ride---SLASH!]


ギャイイイン!!!


ディケイドのソードの刃が平行に分身し、蒔風に重い攻撃を仕掛けてくる。



「ああ、そうか!!このライダーシステムは「ライダーを潰すためのもの」だったな」

「どういう・・・ことだ!!」

蒔風がディケイドの剣撃を受け続ける。

(「奴」の体力でこの一斉同時剣撃なんざ、獅子天麟でなきゃこのままじゃマジで・・・!!)

獅子天麟は最初の荒野に落としてきてしまった。
そんな蒔風の焦りを知ってか知らずか、ディケイドは答えた。

「実際に門矢士という人間が変身したディケイドは、他のライダーに比べてそこまで強くない。まあ、怪人やある程度の奴なら軽くあしらうがな。だがそれでも他のライダーを圧倒しうるのは、このシステムが「他のライダーを潰す」ことが目的に作られてるからに他ならない。なるほどなるほど・・・これならライダー大戦でも生き残れるな、うん」


ガギイ!!

そう
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