第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜世界を旅する戦士たち〜
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「風林火山」と「獅子天麟」を放る。
その刀身に銃弾が当たり、回転するのを蒔風が解放した朱雀槍で落ちないように調整していく。
そのほかにも撃たれた剣がほかの剣に当たり停滞し、さらに他のに当たって、と永続的に蒔風の前を守る。
まるで、剣のバリアだ。
「全く、君も厄介なものを盗まれたね」
「お前！！それを返せ！！」
「「変身！！」」
ユウスケと海東が同時変身する。
その間に銃弾を放ちながらディケイドは蒔風に到達し、ブッカーをソードモードにして斬りかかる。
それに蒔風は手にしていた朱雀槍で応対する。
銃弾がなくなり、他の剣がすべて地面に落ちるか、突き刺さるかする。
朱雀槍とライドブッカーが鍔迫り合いしているところに、海東の銃撃が入り込む。
[Attack Ride---BLAST！]
蒔風の真後ろから引き金を引いたディエンドの銃弾は、蒔風を回避し、回りこんでからすべてディケイドに向かう。
「フゥア！！！」
バゴン！！とディケイドが大地を踏み砕き、地形を崩す。
粉塵が舞い、視界が奪われる。
その瞬間にも地盤が崩れ、蒔風身体は崩れて落ちる地面と共に落下していく。
「おいおい！どこに落ちてんだよ！！」
落ち続ける足場に周囲。
そう言って周りを見渡す蒔風の横を落ちていく岩石にディケイドが降り立ち蒔風に銃撃を浴びせながら歩いてきた。
それに対し朱雀槍を回転させて、防ぐ。
だんだんと回転が「舞い」のようになっていき、体の右側左側と交互に回転していく。
その途中で脇に差してある残りの「青龍」「白虎」「玄武」に触れ、一体としていく。
ブンブンブン、バウッ！！
「龍虎雀武！！朱雀青龍刀！！」
蒔風が回転からそのままディケイドにドン！！と構える。
ディケイドが武器をソードに変え、こちらに攻め込もうとしたそのとき
「ユウスケ！！この声の前方五メートルだ！！」
チュン！ドドドドドドドン！！！
ディケイドの全身から火花が散り、この行進が止まる。
ディケイドが目をやった先に、ペガサスフォームのクウガと、ディエンドが立っていた。
それを確認し、ディケイドがカードを取り出し、装填した。
[Attack Ride---INVISIBLE！]
カードは発動しその瞬間、それの効果を最も知る男が動いた。
「小野寺君、返してくれ」
そう言ってクウガからペガサスボウガンを受け取ると、それはディエンドライバーに戻った。
[Attack Ride---INVISIBLE！]
そしてディケイドとディエンドの姿が消えた。
と、なにもないところから火花が散る。
蒔風とユウスケの周囲で、幾度と
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