第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜蒔風の本質〜
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らはなんら変わらない物語。
ディケイドがオーロラをくぐり、こちらに来る。
ディエンドが現れカードを使ってBLACKを召喚し、四ライダーがアポロガイストと呼びだされた他の怪人と戦う。
いつも通りだ。
いつもどおりにヒーローが勝利する。
ただ一つ違うのは、アポロガイストの額にはパーフェクターはなく。
夏海の命は無事返却され、士は自身の命を削らずに済んだ。
アポロガイストはRXに撃退され、他の世界に逃れる。
だがもうアポロガイストはあの男の前には立てない。
あの異常者を相手できるのは、同じ異常者だけだからだ。
あの男がディケイドのそばにいると思うだけで、自分は行けない。
故に次の世界にこの男が現れることはない。
そして次の世界に敵が行かないのであれば、ディケイドたちの旅の行き先も変わる。
彼が出てくるのであれば、それは蒔風のこの世界での用事が終わってからだ。
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ったく――――
せっかくシンケンジャーの世界で歪みが張らされたと思ったのに、あのバカロガイストのせいでまた吹き出しちまった。
だがまあ・・・
ここまで発散したんだ。当分歪みは出ないだろ・・・・
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「いや、本当によかったよ。夏海ちゃんも無事に助かったし!!」
「士、すまなかったな。お前を置き去りにして」
「いや、こっちも礼を言う。ナツミカンをありがとう」
「皆さん、本当にありがとうございました」
「結局君の勝ちかい?つまらないなぁ・・・これじゃ僕が強いことにはならないじゃないか」
ユウスケ、蒔風、士、そしてどこから来たのか海東の四人が写真館で騒がしく話している。
「いいじゃないか。仲間がどんなもんか、知れたろ?」
「うんうん、海東さんはまた一つ、仲間を知ったんだな、うん!」
蒔風とユウスケの言葉に海東が考え込む。
「そうか・・知らないことを知る・・・知識とは最高のお宝だ・・・そういうことだったんだね、蒔風君」
そう言って海東がパン、と指で蒔風を撃つ。
「さて、次の世界はどんな世界だ?」
そう言って士がカーテンロールを降ろす。
向かう先はアポロガイストの逃げた先の世界・・・になるはずだった。
「なんですかこの絵!?」
夏海が驚愕の声をあげる。
無理もない、そこにあった絵は・・・・
真っ黒に塗りつぶされた、ただの黒い布だった
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