暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜仲間意識・感受〜
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「方法なんざどうでもいい。今ここにオレがいることの方が問題だろ?」

「・・・貴様はこの世界の・・・ディケイド以上に異物のようだな」

「おお!!よくわかったな。その通り。オレは、異端者だ」

「それで?私のパーフェクターを奪いに来たのか?」

「よくわかってんじゃん・・・だァ!!」



ブゴォ!!



蒔風の蹴りがガイの顎を捕らえようとする。
それを紙一重でかわしたガイが、アポロガイストへと姿を変えた。


「あの女の命が消えないのも貴様の仕業か!!」

「その通りです、大正解!!飴ちゃんやろうか?」

「いらぬ!!」

アポロガイストがフェンシングのような剣・アポロフルーレで蒔風に斬りつける。
それをその場から動かず畳返しで防ぐ蒔風。

そしてそれを蹴り砕いて、アポロガイストの目をくらます。


その隙に足払おうとローキックを放つが、アポロガイストがその軌道上に剣を配置する。
キックに急ブレーキをかける蒔風。
するとその止まった足を軸に、身体の方が回転し、アポロガイストの後頭部にカパァン!と蹴りが命中する。


「ぬ・・・おっ」

カラァン!

「よっし!!」

その蹴りの衝撃でパーフェクターが頭部から落ちる。
それを蒔風が拾おうとするが、アポロガイストが許さない。

巨大な盾、ガイストカッターをフリスビーの様に投げつけ、蒔風の右手を切断しようとする。



ギィイイオオオンン!!!!



恐ろしい旋回音を発し、ガイストカッターが迫る。
蒔風に腕を引く時間はなかった。



その右手が、ガキュウウウウ・・・・という音と共に吹き飛ばされる。



「ぐごおおおおお!!!!・・・っ、なんて重さだよ・・・」

だが蒔風の右腕はまだついていた。
とっさに「天地陰陽」を出したことで、かろうじて切断には至らなかったのだ。
だが負傷はしたようで、右腕からは赤い液体が滴り落ちてきている。


落ちたパーフェクターを再び装着して、アポロガイストが言う。

「ふふふ・・右腕を潰したぞ・・・さて、答えて貰おうか。なぜあの女の死のスピードがこんなにも遅いのか」

蒔風が右腕を抑えながらアポロガイストに言い返した。

「ばぁーか、言うかよ」

「な・・・」

「やれ!!!」



[Attack Ride---SLASH!]



その電子音と共に、ディケイドがアポロガイストに襲いかかる。

「ぬ!!ディケイドまで現れおったか!」


「貴様ら!何をしている!!」


そこれようやくシュバリアンらクライシス勢もこちらに気づく。
そしてこちらに攻め込もうとするが、ひとりの戦士
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