暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜蒔風、かなりキレる〜
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「・・・わかってるさ。だが」

「それでも爺さんが心配なんだろ?そこはゆっくりしっかり話せばいいさ」

「・・・・そうだな」

士と丈瑠に言葉を贈る蒔風。
そして士が勢いよく立ちあがった。

「そうだな。たとえライダーが必要とされていなくても、この俺、門矢士は、世界に必要だからな!」

「それでいい」
「スッゲー自信」

そうして四人が写真館を飛び出していく。

その道中で丈瑠が言う。


「士、今まですまなかった。世界はどうだか知らないが、オレとしてはお前を拒絶するつもりはない」

「そうか・・ありがたいが、断るぜ。なんせオレは、通りすがりの仮面ライダー。通りすがった世界すべてがオレの世界だからな」

「大きな奴だ」

「それが士さ」


四人が全力で駆けていく。
向かうは一人で戦う戦士の元に。


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「グッ・・・つ、つええ・・・・」

シンケンゴールドが地面に転がる。
そこにゆっくりと迫るDチノマナコ。

しかし、突如その体から火花が散り、その歩みを止めた。
ゴールドが振り返ると、そこには四人の姿が。


「おい。大丈夫か!」

「兄ちゃん、来てくれたのか?」

「まあな」

「ライダーの奴らも・・・」

「ああ」

「・・・さっきはすまなかった!お前ら確かに泥棒野郎とは違え!」

「気にすんな」

「それくらいにして。来るぞ」

「だったらオレたちは行くまでだ」

ヴォン!
ブォン!
シュキン!
バッ!

「変身!」
「変身!」
「一筆奏上!」
「十五天帝!」

[Kamen Ride---DECADE!]

ヴォンヴォンヴォンヴォンヴォンヴォン・・・パァン!!

シャキッ!!ドン!!

シュシュシュ、パァン!!

四人が一斉に戦闘態勢に入る。

その数にさすがに不利を感じたのか、Dチノマナコが一枚のカードを装填し、発動させる。

[Kaijin Ride---N・DAGBA・ZEDA!]


「お前それズルウッ!?」

蒔風がひきつった顔をする

無理もない
Dチノマナコが呼びだしたのは、かつての世界の「究極の闇」最強のグロンギ、ン・ダグバ・ゼダなのだから。

「なんだあいつ!?」

「あいつはオレの回ったクウガの世界の最強の怪人だ」

「だが呼び出した者なら能力は変えないはず。身体能力だけだろ?」

「馬鹿!!それでもきついんだよ!!ユウスケ!源太!手伝え!!」

「「おう!!」」

蒔風、ユウスケ、源太の三人がダ
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