暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜兄との決着〜
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ために!!!


グバァ!!!

フォーティーンの口から巨大な火球が放たれる。

「力を借りる!!」

ゴッ、パアアアアン!!!!

蒔風が右手を突き出し、火球に触れると、その火球は始めからなかったかのように霧散される。

「いまだ!!」

[Final Attack Ride---HI HI HI HIBIKI!]


ボッ、ズオオオオオオ・・・・・!!!!

蒔風に合わせてディケイドがカードを発動させる。
ディケイドと響鬼の刀身が炎に包まれ、どこまでも伸びていく。
その炎は、この世界の自由を奪われた人たちの叫びかのように、唸りを上げて伸びていく!!!

そして突進してきたフォーティーンの右下から左上にかけて二つの刃が切り裂いた。


ピギュアアアアアアアアアアア!!!!!!
ァァァァアアアアアアア!!!!


ドゴオオオオオウ!!!!


フォーティーンが爆散し、姿が消える。
それと同時に、ランス、ラルクが相手をしていたダークローチが泡と消え

「あ・・・・」

グレイブがガックリと項垂れる。

そして夏海やユウスケなどの洗脳された人々の頭の中からフォーティーンの因子が消滅した。



「やったぜ!!」
「これでみんな解放される!」
「これで終わりなら、な?」
「確かに、蒔風もわかってたか?」
「ああ」

ディエンドとグレイブを除く皆が思い思いの声をあげていく。

「兄さん・・・・」

ディエンドがグレイブに近づく。
だがそれよりも早く、ランスとラルクが駆け寄った。

「終わったな、純一!」
「これでみんな元通りね!」

そう言ってグレイブの肩をたたく。
それに対してグレイブは


グレイブラウザーで二人を切り裂くことで答えた。


「グアっ!!」「うあッ!?」

「兄さん!?」
「純一、どうして・・・」

ディエンドとラルクの言葉にグレイブが本性を現す。

「バカめ。オレは最初から自分の意志でフォーティーンに仕えていた。オレはな、ライダーとしてお前らの中に潜り込んでいた、スパイだったんだよ!!」

「そんな・・嘘だ!!」
「純一・・・」
「この・・・」

三人がグレイブに信じられないという思いと、裏切られたという思いの混じった眼差しを向ける。

蒔風とディケイドは

「やっぱりか」
「操られているにしてはおかしいと思ったんだ」

と何となくわかっていたかのような声を出した。

「で、どうするんだ?オレは今から第二のフォーティーンとなり、この世界を支配する!!止めるのなら・・・今のうちだぞ!!」

グレイブがディエンドに斬りかかる。
それをランスとラルクが追うが、ディケイ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ