第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜親切な世界とその裏〜
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ることでスラッシュしたカード「マイティグラビティ」が発動し、その剣撃を蒔風にぶち当てた。
重力の乗ったその一撃に、蒔風が吹き飛ばされ、フェンスを破壊し、身体が落ちていく。
「〜〜〜〜!!!力を借りる!!」
蒔風の全身に電流が走る。
その力で磁力を働かせ、ビル内の鉄骨に作用させる。
ブワン、と離れがちだった蒔風の体がビルに向かって振り子のように近づいていく。
直前で力を切り、壁を蹴り砕きビルの中に入る。
そこは何かの手術室のようで、気味が悪いほど薄暗かった。
「おや、ここに何の用かな?」
蒔風の背後から声が聞こえた。
振り返るとそこにはさっき純一と話していた男がいた。
すなわちこの世界を統べる男、フォーティーンが
「おまえ・・・ここで捕らえた人を洗脳してんのか!?」
「それでこの世界は幸せになるのだ・・・・かぁぁあああ!!!」
その全身から黒いオーラが噴き出し、一瞬だけその正体を見せる。
「ッ!!お前は!!!」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・
ドォオン!!!!!
大爆発を起こり、蒔風の開けた穴がさらに広がった。
爆発の中から人間一人分の影が吹っ飛んで行ったが、誰もそれを気にも留めない。
その部屋の扉から、グレイブか飛び込んできた。
「フォーティーン様!!」
「大丈夫だ。問題ない」
フォーティーンは元の男性の姿に戻っていた。
あれだけの爆発にもかかわらず、一切の機材は傷一つ付いていない。
「機材を移して、新たに運び込まれたものにプログラムを」
「は」
グレイブが変身を解き、歩き去るフォーティーンに頭を下げた。
そして自身も任務をこなすために、ディケイドの一行の下へ向かった。
to be continued
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