第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜親切な世界とその裏〜
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ア管理委員会次官、海東純一です」
「海東?」
「ということは・・・・」
「はい。大樹は、私の弟です」
「な、なんだってーーー!?」
「舜。ちょっとこっち来い・・・・(テメェいい加減服着ろって言ってんだろうが!!!)」
「(ユウスケさん!?やめてくださいよぅ!!そんな重り縛り付けられたらいくらオレでも・・・ギャーーーーー!!!!)」
ドボン!!!
「ゴボガボボボボボボボ・・・・・・」
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士達がビルから出る。
そこからは士も単独行動するようだ。
「お前らは写真館に戻ってろ・・・蒔風はどうした?」
「し〜らね」
「私も知りません」
三人が蒔風の所在を考えるが、彼なら一人でも大丈夫だろう、という結論に達し放置した。
その蒔風はと言うと・・・・
(こ〜こな〜〜んかクサイんだよなぁ・・・・)
さっきのビルの中に潜伏していた。
天井のライトの裏や、起伏の所為で死角になってる場所、単純に天井裏などをつたってビル内を見て回っていた。
(あの男・・・純一ってったっけ?あの笑顔・・・キモチワルイ笑顔だ)
そして今、彼が後をつけているのはその海東純一本人の背中だ。
彼が「エリア管理委員会長官」と書かれた扉の前に立ち、厳かにノックし、部屋に入る。
蒔風もうまくその部屋の天井裏に入り込み、様子をうかがう。
デスクの椅子に座っているのは頭を刈り上げ、眼鏡をかけた白いスーツの男だ。
その男の前に純一が立ち、報告する。
「そうか・・・海東大樹が戻ったか」
「はい」
「それで?この世界にいる他のライダーはどうした?」
「仮面ライダーランス、ラルク共にいまだ逃亡中です」
「ふむ・・・はやく捕らえ、プログラムに掛けなければな」
「私にお任せください。あのディケイドの一行は大樹や、他のライダーとも接触しています。彼らの仲間を捕らえれば、まとめて引きずり出せるはずです」
そう言って純一が懐からバックルを取り出した。
「A」をモチーフにしたライダー、グレイブのものだ。
(あいつもライダー?だがあの男はライダーを追っているはず・・・「プログラム」ってのも気になるな・・・)
「では任せよう。それにしても、海東大樹に仲間とはな」
「本人は否定していますが、おそらくはそうかと」
「・・・・その一行、注意が必要だな。ところで」
「なんでしょう。」
「招かれていない客を、私は好まない。知っているな?」
「ええ。もうすでに」
ドンッ!!
天井裏が小規模なが
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