暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜親切な世界とその裏〜
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「で?その警官がなんだって?」

「だから、お偉いさんが俺らに会いたいから来てくれって言ったんだよ。ほんとに聞いてたのか?お前は」

「ふ、問題ない。大体わかった。その話、オレも付いていこう」

日が落ちて写真館に帰った三人は士に今日あったことを話した。
士も今日はおかしな日だったらしく、出社すると社長が来たかのようなおもてなし、セールスに出るとバカ売れだったそうだ。


「ああ、それと、この世界にも怪人がいたな」

さらりととんでもないことを言う士。
それにユウスケが驚いた。

「な・・・それで、どうしたんだ!?」

「もちろん、圧勝さ。オレを誰だと思っている」

「この世界については?」

「さあな。明日そのお偉いさんとやらに聞けばいい」



そして次の日

田園風景の只中にドン!と建っている高層ビル。
そこのプールに士たちは案内されていた。

「なんで話を聞くのにプールなんだ!!」

「落ち付け士。落ち着くんだ」

「待て蒔風。お前は本当に冷静なのか?」

「オレか?いたって冷静だ。冷静すぎるほどにな」

「だったらなんで海パン一丁なのか説明してくれないか」

「そこにプールがあるからさ!!!」

「あっ!!蒔風さん!!」

蒔風がプールに飛び込み、ザバザバと泳いでいく。
それと同時に、プールから一人の男が上がってきた。

「申し訳ございません、このような格好で」

そして男が着替えてから、士達を改めて案内した。



屋敷の中のような内装のホールでテーブルを囲んで士達が話をする。
夏海、ユウスケ、士、いまだに水着の蒔風、そして先ほどの男だ。

「では、あなた達は海東大樹とともに様々な世界を旅しているということですか」

「別に・・・仲良くってわけじゃないけどな」

「オレはこないだ参加したよー」

「舜。服は着ないのか?」

「海東はいろんな世界でお宝を手に入れ回ってるらしいけどな」

「所詮ただのコソ泥だ。オレたちの周りをウロチョロしてる、な」

「舜?なんで服着ないんだ?」

「コソ泥ですか・・・あいつらしい」

「それで、海東さんは一体この世界でなにをしたんですか?」

「あれ?なんでみんなおかしく思わないの?服着てないんだよ?」

「あいつは、この社会を壊そうとしたんです。いわば、反逆です」

「なるほど。大体わかった」

「あいつ?そう言えばさっきからなんか親しげっすね?」

「おかしいな?オレは間違ったこと言ってないよね?」

「あ、申し遅れました。私はエリ
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