第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜新たな旅、コンプリート〜
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「これから、どうするんだ?」
士がネガ夏海に聞く。
「これからもダークライダーによる圧政は続くだろう。それでも・・・」
「それでも、この世界で生きていく」
ネガ夏海が強い意志を持って蒔風の言葉にかぶせて答えた。
「だから、あなた達も見つけて。自分の世界を」
「・・・・・・」
「私は信じる。この世界の明日を。そこに世界があると。だから、あなた達も」
そう言ってネガ夏海は何処かへと去ってった。
その未来に、絶望ばかりがあると知りながらも、一筋の希望を信じて、歩きだした。
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一行が光写真館に戻ってきた。
そこに栄次郎が士の写真を持ってきて皆驚いた
正常に取れていた士の写真がネガのように色が反転してしまったのだ。
「う〜〜わ。こりゃひでえ」
「やっぱりこうなったか」
「それにしても、世界はまだあったんだな」
「それは当然だ。オレだってライダー以外の世界を回っているからな」
「ま、オレはライダー限定みたいだけどな」
「でも、その世界に限界はない」
「ああ・・・・世界は九つだけじゃない。オレの回る世界は、まだまだあるってことだ。オレたちの旅は・・・まだ終わってはいない」
士の言葉に、皆閉口する。
「・・・・ま、オレとしては退屈せずにすみそうだ」
「退屈って・・・そうだ、お前ら酷いぞ。オレを置き去りに戦うなんて!!」
「だってユウスケ空気だし」
「諦めろユウスケ。それがお前の宿命だ」
蒔風と士の慰めにならない慰めにユウスケが膝を抱えて拗ねてしまう。
「ユウスケ、気を落とさないでくださいよ」
そう言って夏海が立ちあがり、柱の鎖に手を掛ける。
すると背景ロールが降りてきて、新たな世界へと誘った。
その絵の真ん中にはディエンドのマークとWANTEDの文字が。
「さあ、新しく蒔風も来たことだし、新たな旅の始まりだ」
次の世界・・・そこは・・・
「海東・・・・」
ディエンドの世界だ。
to be continued
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