暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜新たな旅、コンプリート〜
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今までも言ってきたその言葉。
自分の世界を見つけるまで、何度でも言い続ける!!!


「やはりオレは・・・通りすがりの仮面ライダーだ!!」

「と、ただの世界最強さ」

「覚えておけ!!変身!!!!」


[Kamen Ride---DECADE!!]



「ってか、蒔風!!オレの台詞に割り込むな!!」

「いーじゃんいーじゃん。ほら、カードが」

ファアアン・・・・

失われていたカードが蘇り、新たなカードが現れた。

「準備はいいな?」

「ああ、いくぞ!!」

ディエンドの相手を呼び寄せた怪人に任せ、三人のダークライダーが二人に迫る。

「おらおら!!こっちだこっち!!カブトムシにドラゴン野郎が!!」

蒔風の挑発にダークカブトが乗るが、リュウガはオーガとともにディケイドに向かう。


「ちっ。うおっ。力を!!」

蒔風が槌を取り出し、ダークカブトに振るう。

「(こいつの残りもあと五分くらいってとこか・・・)よっし、使い切るか!!来いよ駄ブト!!!いや?堕ブトか?」

「貴っ様ぁ!!!」

蒔風とダークカブトが交戦する中、ディケイドは二人に押されていた。

右から左から、休むことなく剣が向かってくる。
ディケイドもそれを受けはするが、ダークライダーの地力は凄まじく、受けることもできなくなっていく。

そして二人同時に剣を振るって来たのを直撃してしまい、ディケイドが吹っ飛んだ。
いくつもの土管を粉々にし、ディケイドが地面に伏せる。


「士君!!」

夏海がディケイドを案じ、叫ぶ。
彼にゆっくりと迫るリュウガとオーガ。

「どうすれは・・・・そ、そうだ、士君!!これ!」

そこで夏海が自分の手にあるものに気付き、それを士に投げた。

ディケイドがそれをキャッチする。
そして先ほど現れた新たなカードを挿入し、そこに映ったマークをなぞっていく。

[KUUGA AGITO RYUKI FAIZ BLADE HIBIKI KABUTO DEN-O KIVA]

そして最後にディケイドのマークをタッチし、それが・・・「ケータッチ」が起動した。

[Final Kamen Ride---DECADE!!]

その姿がディケイドコンプリートフォームへと変わる。
胸には各ライダーのカードが収められており、額部分にはそれらよりも上位であることを示すかのように、ディケイドのカードが嵌まっていた。

バォオウ!!!

全身からエネルギーが噴き出し、その力強さをあらわしていた。

「・・・・!!!!」

二人のライダーがその姿に驚くが、ディケイドはそんなことは気にしない。
ライドブッカーソードモードの刃を撫
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