暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜この世界の謎〜
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ーワールドのレイドラグーンの攻撃を避けながら、蒔風はなおも聞く。


「この世界はなんなんだよ!!」

「貴様に言う必要があると?」

「は!そりゃ正論!!」

バキッ!!


蒔風が後ろ蹴りで二体を押しやり、変身の構えをとる。


「だったら、ライダーならいいんだよな!?力を借りる!!」


パァン!!


蒔風の腰に変身ベルト・トルネードが現れ、かつての世界の、初めて空を制した仮面ライダーへと変身する。


「(バッ、バ!)スカァイ!変、身!!」

ビュオオオオ・・・・バァン!!

「スカイ、ライダー!!」

「なんだと!?」
「変身!?貴様・・・ライダーか?」

「見ての通りだが?・・・フンッ!スカイドリル!!!」


蒔風が二体に近づき、捻りを利かせたパンチ、「スカイドリル」を放つ。

が、二体は空中に飛んでその攻撃から逃げて行く。
トンボのような外見の通り、やはり空中を飛べるようだ。


「ム・・・セイリングジャンプ!!」


蒔風がそれを追って空を飛ぶ。
驚いたのはその二体だ。

「空を・・・飛べるだと!?」

「可笑しいかい?そんなライダーもいるんだよ!!」

蒔風が二体に向かって飛ぶ。
一体が逃れたが、もう一体は逃げられず・・・

「スカァイ、キィック!!!」

ドカッ、ドォン!!!!

一体が吹き飛び、もう一体がその光景に愕然とする。

「さぁて、次はお前だ」

蒔風がもう一体のほうに飛びかかろうとする。
そこで相手が待ったをかけてきた。

「ま、待て!!貴様がライダーならば戦う理由はない!!」

「なに?どういうことだ!!!」

「それは・・・」


ピュン、ビシッ

ドォン!!!

「な、に?」


話そうとした怪人を一筋の光線が撃ち抜いた。

蒔風が光線の来た方向を見ると、そこには「Ω」をモチーフとした仮面ライダー、オーガが変身ツールであるオーガフォンをガンタイプにしてこちらに標準を合わせていた。


「なんだあいつは!?」

オーガはファイズの世界のライダーだ。まだめぐっていない世界のライダーでは、当然蒔風は知るはずもない。
とにかく現状打破だ!!と蒔風がオーガに向かって飛んでいき、その距離を詰めにかかる。


チュンチュンチュィン!!!

向かっていく蒔風にオーガフォンの銃撃が襲いかかる。
蒔風は腕で顔をガードするが、一発がベルトの腰に被弾し、セイリングジャンプのための「重力軽減装置」が破損してその効果が切れる。

蒔風が落ち、その場に土煙が上がった。
が、その中から変身が解け、それでもまだ無事な蒔風が出てきた。


「ったく・・・あ
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