第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ディケイド 〜新たな世界〜
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を覗き込み、心配してくる。
「なんでもないさ。この世界が修復されて、よかったな」
「はい!!では、行ってきます!!」
夏海が別れる。
三人はそこから夏海を送りだした。
「嬉しそうだな、ナツミカン」
士が優しそうな声で言ったのを、蒔風が聞いた。
「へぇ、そんな声出せるんだ〜〜〜」
「バッ、そんなんじゃねえ!!」
「士?照れてんのか?」
「ちげぇ!!!」
「「へぇ〜〜〜〜〜」」
「〜〜〜〜〜〜!!!オレは行く!!!!ついてくんな!!!!」
士がむっすりとしてずんずん歩いていってしまう。
残されたのはユウスケと蒔風だ。
「どうする?」
「このまま士っちを追うのも悪くないな〜〜〜」
蒔風がいたずらっ子の目をして言うが、ユウスケがそれを止める。
「やめた方がいいぞ?士は怒ると・・・怖い」
「そんなのだいじょ「怖いんだ」・・・そんなに?」
コクリ、と無言で頷くユウスケ。
その簡単な動作がすべてを物語ってた。
「そっか・・・じゃあぶらつくか?」
「そうだな」
そうして二人は士や夏海とは別の方向に歩いていった。
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「おぅ?お前クウガなん?」
「そそ。仮面ライダークウガとはオレの事!!」
公園で蒔風とユウスケが雑談し、ユウスケが自分がクウガであることを明かした。
ディケイドの回っている世界はあくまでも「ディケイドの世界」という大きな枠組みの中での「世界」だ。
故に蒔風の回ってきたライダー世界とは少しずつ違う。
「オレもクウガの世界は行ったけどなぁ」
「え?」
「いや、お前とは違う世界のだけどさ」
蒔風とユウスケがお互いの回ってきた世界の話をする。
それはとても楽しい時間だった。
と、そこで公園の中からある庭園の中が覗けた。
聞き覚えのある声がして、その中を凝視すると・・・・
「士!!!」
「え?何やってんだお前!!」
そこにはゆったりとくつろいでいる士がいた。
周りにはメイドが控え、執事みたいな男もいる。
何か見合い写真のようなものをもっているが
「士、どうしたんだこれ?」
「まさか・・・だまし取ったのか!?」
「人聞きの悪いことを言うな!!・・・ま、オレの強運ゆえに、だな」
よくよく話を聞いてみると、入ったレストランで一万人目の客になったそうで、その贈り物で企業の社長やら全財産の譲渡やら大変なことになっているらしい。
「じゃあこの写真は?」
「士坊っちゃまの結婚相手でございます」
執事の
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